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モンゴルで最もユニコーンに近いFintechスタートアップ「AND Global」の若手社員3名にインタビュー【絶賛人材募集中】

今回は、丸紅株式会社、SBIホールディングス株式会社も出資しており、モンゴルで最も成功しているスタートアップの一つと言われているFintechスタートアップ「AND Global」の若手社員3名にインタビューしました。

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【会社概要】
 社名  :AND Global Pte. Ltd.
 分野  :Fintechソリューション
 HP    :https://and.global
 Facebook:https://www.facebook.com/andglobalpte/
 設立年月 :2017年
 本社  :シンガポール
 従業員数 :グループ全体で約250人。

自己紹介

まず初めに、日本語がとても流暢で、若手とは思えないオーラを感じる若手社員3人に自己紹介して頂きました。

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■ Tselmeg Galtbayar(以下、ツェルメグ) Solution Consultant
信州大学にて土木工学・都市計画を専攻。大学卒業後、高校時代の校長先生の紹介があり、新卒でAND Globalに入社。入社後、少額融資事業「lendmn」にてクーポン開発等に携わる。その後、フィリピンの少額融資事業「lendpinoy」のプロダクマネージャーとして活動。現在は、Solution Consultantとして海外事業を推進中。

ナツガ

■ Natsagdorj Barzul(以下、ナツガ)Solution Architect
一橋大学に入学し、経営学修士(MBA)を取得。大学卒業後、日本のシンプレクス株式会社に入社し、プログラマーとして大手金融機関向けのシステム開発(トレーディング、リスク管理アプリ等)に携わる。その後AND Global のCEO (Khos-Erdene氏)の誘いがあり、2021年に同社に入社。現在は、ソリューションアーキテクトとして、大学院で学んだビジネスの知識とプログラマーとして培ったITの両側の観点から、海外事業に携わっている。

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■ Burii Hooliganz(以下、ブリ)Product Manager of lendpinoy
8〜11歳まで日本で生活。モンゴルの大学にて国際関係学部を卒業。日本語・モンゴル語の通訳を経験した上で、モンゴルの大手通信事業者Unitelにてスーパーアプリ、フィンテックアプリ開発を担当。2021年、国際的な業務に携わることを希望しAND Globalに入社。現在はフィリピンの少額融資事業「lendpinoy」のプロダクマネージャーとして活躍中。
同氏はブレイクダンサーとして活躍するとともに、本要約のYoutuber(チャンネル登録者数:約45000人)としても活動している。
Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/PugUniversity

事業概要

まずはツェルメグ氏による事業紹介動画をご覧ください!

AND Globalは2017年にシンガポールにて設立されて以降、モンゴル及びフィリピンを中心に、急速に事業拡大を行っており、現在は主に5つの事業を展開しています。今回のインタビューでは、個別にお話を聞くことはしておりませんが、参考までにサービス概要を紹介します。

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①LendMN(無担保少額融資アプリ)
AIスコアリングを活用した独自開発の審査システムに基づく、モンゴル国内の一般消費者向け無担保少額融資アプリ。2021年6月時点の登録ユーザー数はモンゴル人口の1/4以上となる約93万人。モンゴルにある運営子会社は、2018年3月にモンゴル証券取引所に初のFintech企業として上場(モンゴルでは最短期間となる事業開始後11ヶ月での上場)。

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②SuperUp(ライフスタイル・スーパーアプリ)
モンゴル初のAll-In-Oneライフスタイル・スーパーアプリ。他社サービスをAPI接続で繋げ、デジタル・エコシステムを構築し、公共サービス、デリバリーサービス、フードデリバリー、資産運用、旅行予約等、様々な分野におけるサービスを提供中。最新の販売・サービス傾向を一早く特定し、顧客のライフスタイルにマッチしたサービスを提供するとともに、E-ウォレット、決済、E-コマース、クーポン等幅広い金融サービスを包括的に提供している。

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③Banana Mall(Eコマースプラットフォーム)
デジタルネイティブ世代をターゲットとした、最も簡単で楽しいオンライン ショッピング体験を提供する E-コマースサービス。自社開発した配達及びサプライチェーン管理システムを活用し、300を超えるブランドの商品を提供中。

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④lendpinoy(無担保少額融資アプリ)
上記無担保少額融資アプリ「LendMN」をフィリピンにローカライズさせたアプリ。2018年より、フィリピンにてNBFI(ノンバンク金融機関)のライセンスを取得しサービスを開始。セブンイレブンやフィリピンの交通系ICカードBeep Cardとの連携による商品開発も実施中。今回インタビューに応じてくれたブリ氏がプロダクトマネージャー。

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⑤AND SOLUTIONS(Fintech・ソリューション提供事業)
上記①〜④の事業経験を通じて得られた知見を基盤としたFintechソリューション提供事業。「FaaSソフトウェア」(AIを利用したクレジットスコアリング、Eウォレット、ビジネスインテリジェンス、レコメンデーションシステム等)を金融機関のみならず、リテールやインフラ関連のクライアントに対して、柔軟にカスタマイズする形で提供中。ターゲット市場は主に東南アジア。ツェルメグ氏、ナツガ氏が推進中。

AND Global の強み・魅力について

今回はインタビューにて、3人にAND Globalの強みや魅力について聞いてみました。

ブリ「1番の強みは人だと思っています。多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっていて皆魅力的です。また、平均年齢約28歳と非常に若いこともあり、勢いがあるなと日々感じます。国際数学オリンピックのメダリストも複数在籍しており、非常に技術力が高いエンジニアチームがいることも強みです。」
ナツガ「自由な裁量が与えられており、自分自身で考えることが求められる環境です。自らがオーナーシップを持ってチャレンジ出来る環境があります。」
ツェルメグ「海外事業推進チームでは、毎朝15分間の朝会があり、前日までの進捗や今後のスケジュールについて確認を行っています。また、四半期に一度のOKRを用いた振り返りや毎年夏には地方での社員合宿などがあります。このような機会を通じて、良いチームワークが醸成されていると思います。」
ブリ「仕事が仕事と思えないくらいノーストレスです。色々な人がいて、それぞれに個性を持っているので、楽しく仕事ができています。CEOのホソさんも「頼れる兄貴」というような存在で、会社全体がフラットな雰囲気です。」

今回、ブリ氏も強調された人の魅力ですが、経営チームのメンバーも下図の通り、世界トップティアの企業出身者から構成されており、非常に強いチームとなっているようです。

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現在の課題

モンゴルにおける事業開始後最短期間での上場等、ものすごい勢いで成長しているAND Globalですが、現在の課題について聞いてみました。

ツェルメグ「自分が働いている海外事業チームでの1番の課題は、事業拡大に伴い人材が不足していることだと考えています。今後更に事業拡大を検討する中で、インターナショナルな人材を求めています。特定のスキルを持った人材を求めているというよりは、方向性が一致していて、個性を持っていて、オープンマインドな方であれば、どんな人でも歓迎です。」

今後の意気込み

最後に、今回インタビューに協力くださった3人に今後の意気込みを聞いてみました!

ブリ「非常に面白い組織であり、組織と個人の利害が一致していると感じています。世界のシャークになれるように頑張りたいです。」
ツェルメグ「モンゴル初のユニコーン企業になれる可能性があると信じています。様々なネットワークを今後も活用しながら、モンゴル企業として初のNASDAQ上場も狙っていきたいです。」
ナツガ「金融関連機関出身ということもあり、自分の強みを活かしながら、クライアントのニーズ・課題をテクノロジーの力で解決したいです。」

最後に:人材募集(大学生インターン含む)

現在、AND Globalでは、海外事業推進を担う方を積極的に募集中とのことです。note読者の方でもしご関心がある方がいらっしゃれば、Twitterアカウント(@TG_Mongolia)宛にダイレクトメッセージを頂ければ、AND Global社にお繋ぎいたします! 
大学生インターンシップも受け入れ可能とのことです。急成長中の海外スタートアップで働ける貴重な経験かと思いますので、是非ご連絡ください!

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※参考:
丸紅株式会社による出資(2020/11/17):https://www.marubeni.com/jp/news/2020/release/00044.html
SBIホールディングス株式会社(2021/7/7):
https://www.sbigroup.co.jp/news/2021/0707_12547.htmlhttps://www.sbigroup.co.jp/news/2021/0707_12547.html


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