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ロシア・ウクライナ問題とモンゴル

今日の投稿では、

サッカーからは少し離れますが

現在、国際社会でも問題となっている

ロシア・ウクライナ情勢

について、モンゴルの立場から見た

自分なりの考えを述べようと思います。

と言っても、

自分自身モンゴルへ行ったことはないので

あくまでも個人的な考察です。

あまり広くテーマ設定をしすぎても

キリがないので、

先日行われた「国連人権理事会」や、

国連総会のロシア非難決議において、

モンゴルが「賛成」「反対」の立場を取らず、

「棄権」に回ったことについての

考察をしようと思います。

202251日に行われた、日モンゴル外相会談
左は日本の林芳正外相
右はモンゴルのバトツェツェグ外相

ですが、

なぜこのタイミングで?

と思われた方もいることでしょう。

実は、上の写真にあるように、

日モンゴル外相会談が、

2022年5月1日に実施されました。

(この投稿の執筆日)

そのため、せっかくの機会ですので、

このテーマを取り上げて見ようと思いました。

では、本題に入ります。

個人的に、

大きな理由として挙げられると考えるのが

地理的な要因です。

以下の地図をご覧ください。

この地図の赤く塗られた部分がモンゴルです。

上はロシア、下は中国に挟まれています。

そう、

モンゴルは冷戦時代、

いわゆる東側諸国(社会主義国、旧ソ連側)

だったことがあげられます。

今でもモンゴルでは

中国やロシアとの貿易は盛んとのこと。

すなわち、

もしモンゴルが

①ロシア反対の立場を取ったら...

対外貿易の重要相手国であるロシアや中国との

関係性が危ぶまれることになります。

モンゴルはロシアの真下であり、

重要な貿易相手国だということもあり、

ロシアとの関係性を悪くすることは

国家にとってもプラスとは言えません。

②ロシア賛成の立場を取ったら...

1992年の憲法改正で、

資本主義国家となったモンゴルにとって、

西側諸国(ヨーロッパ、アメリカ、日韓など)

も重要な国です。

もしモンゴルがロシア賛成の立場を取れば、

モンゴルは国際社会から

孤立してしまうことになります。


これらの理由から、

モンゴルは、国連のロシアに関する決議で

「棄権」

の立場を取ったのではないかと考察しています。


何はともあれ、

戦争が少しでも早く終わり、

平和な日常が取り戻されることを

心から祈っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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