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職人さんから学ぶ『労働から解放される』最短の道

こんにちは、門本です。

先日狩猟つながりで知り合った方からいろいろなお話を聞きながら、その人が現代人の多くにとって有意義な考え方をしていることに気づいたので、僕自身の学びの記録も兼ねて共有しようと思い、文章を書いています。


僕は文章の構成が下手くそなので、先に結論を言っておこうと思います。一言で言えば、『自由な生活のための役立つスキルはマーケティングとセールスである』という話です。皆さんの理解を深めるため、今回会って話した佐野さんという方の生活についてざっくりと説明していきます。


今回お話を伺った佐野さんは趣味の延長で素材加工の職人さんとして活躍しています。趣味の延長といっても、道具を自作するところから始めて、独立時には既に20年分の経験があり、そこからさらに何年も(短い年数ではないけど正確な期間は忘れた)活躍しているためウデは折り紙付きです。


現在取り扱っている商品も特殊で、例えばアメリカで自ら仕入れた鉱石(佐野さんの1番のお気に入りはターコイズらしい)を自ら研磨して指輪にを作ったりネックレスを作ったりしています。(余談ですが、佐野さん曰く日本で仕入れられるターコイズの実に7割が偽物であるため、自ら米国に赴いてハーレーを飛ばして何百kmも走行し、何十万円分とする鉱石を 自ら仕入れるのだそうです。ファンキー!)渡米を始めたのが40代半ばだと言うのだから、圧倒的な熱量です。


現在では加工品や装飾品の販売だけで充分に生計を立てることができているそうです。なんだかんだ自分が好きなことをお金に変える生き方ができる時代だと言うことを体現した生活を送っています。性格的に「がっぽり稼いでやるぜ」というタイプでもないようで、現在は週休4日でのんびりやっているそう。逆に言えば、それでもやっていけるだけのゆとりがあるということです。


佐野さんの『働く自由と同じように働かない自由もあると思ってます。』という言葉は、個人的にグッときました。労働と生産活動の違いについて深く考えさせられる言葉です。


佐野さんの生き方から学べることはかなり多いと思います。最近は副業ブームだとか多動の時代だとか言われ、色々なことをそつなくこなせる人材が求められている傾向があり、逆に職人気質の人は行きづらい世の中になっているイメージが浸透しつつありますが、しかしこういう人もいるんだよ、と。


しかし、職人さんの多くは創作への情熱こそあれ、経済的にはここまでうまくいきません。長い時間を費やしているにもかかわらず、作品が思う値段で売れずジリ貧になっている職人さんが多数派であるという厳しい現状があります。お金にならないということは興味を示されてないのと一緒で、文化の継承も危ういでしょう。


ここまでは職人さんの創作物の話に焦点を当ててきましたが、一旦視線をあげて、読んでいる方々の生活に当てはめてみましょう。


読んでいる方々の多くが、生活を維持するために労働なり創作なり生産活動に励んでいると思います。noteでの発信なので、noteの例えでいきましょう。もしあなたの書いた有料noteが毎回ある程度の数売れるのなら、佐野さんと同じく週休4日も夢ではないですよね。


ということは、職人さんも私たちも生活の基盤は何ら変わらず、経済活動を行っていることになります。


ここで気になるのは、経済活動がうまくいっている人とそうでない人の違いはどこにあるのか?ということですよね。結論はズバリ『聞き手の心に響く伝え方を知っているかどうか』です。


佐野さんの凄いところの一つは、希少性だけでなくストーリー性も売り物になることを理解しているところです。例えば、これから作る猪革の財布には、わざと思いっきり弾丸の跡がついた部分を使用するつもりだといいます。他のメーカーでは商品の傷はマイナスになりかねないと考えがちですが、界隈ならではのドラマを感じさせるこういった施策は、僕含め一部の人の心にぶっ刺さること請け合いです。佐野さんの作品にはストーリーを語ってくれる魅力があり、彼はその伝え方を熟知しているんです。


そして、その内容をSNSやブログやYouTubeでひたすら発信し続けています。素人だろうが一般人だろうが、発信の媒体だけは腐るほどある現代では、効果的な魅力の伝え方を知る人間が勝つことを佐野さんは教えてくれているのです。


あなたが何かしらの商品を売りたいとき、それがどんな分野の何であれ、『魅力を伝えるスキル』さえあれば食っていける、ということです。


ここで、もうひとつ重要なポイント。『魅力を伝える力』というのはマーケティングとセールスの最重要ポイントのひとつだということ。


なんとなく点と点が繋がったような気がしませんか?


僕たちが『魅力を伝える』目的は経済活動の糧として手元にある商品を『売ること』だったはず。マーケティングやセールスというのは、『モノを売るためのスキル』そのものなんです。


こういう言い方もできると思います。
商品を販売するためのマーケティングとセールスのスキルを身につければ人生イージーモードなのでは?と。なぜなら、商品をコンスタントに売ることさえできればお金はいつでも手元に入ってくるのだから。

佐野さんには『売る』力が備わっており、だからこそ彼は悠々自適な生活ができているのだと。


僕もこれまでマーケティングを学んできましたが、『伝え方』が大きな割合を占めるという点で、今から学び直さなければという気持ちを強く植え付けられる経験となりました。


かなり回りくどい文章になってしまいましたが、読んでくださった方がよりよい生活を目指してこうした知識に興味をもつきっかけになってくれたらとても嬉しいです。


これからはモノの売り方についても発信していく予定なので、もしよければまた読んでみてくださいね。


それでは。

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