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なんちゃっていねい生活 都会に近い田舎に住もう

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関東の小都市・神奈川県横須賀市在住の文筆家が、なんちゃってな「ていねい生活」の日々を綴ります。スキやシェアしてもらうと面白いことがあるかも!
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#読書の秋2022

今週何読んだ?(11/19~11/25)

 金曜日は一週間の読書履歴を振り返ります。 11月19日(土)   夜用ハーブティを新規レシピに変更するため、情報確認。いつもお世話になっている本。 11月20日(日)  文学フリマからデザインフェスタを渡り歩く強行軍だったため、読書はせず。文学フリマではいろいろおもしろい本を購入したので順にご紹介していく予定です。 11月21日(月)  さすがに疲れが取れぬので仕事は必要最低限を午前中に超特急で終わらせ、午後休に。まだ読んでいなかった最新刊をのんびり読みました。 1

週一買い出しと宇佐美まこと『ドラゴンズ・タン』

 土曜日は家事日であると同時に、食料品買い出しの日と決めております。  その昔、放埒会計どんぶり勘定財布に穴が空いているとまで言われた私も、人生の辛酸を嘗めた結果(ちょっとオーバー)今ではすっかり計画経済派でして、予め次週の週間献立を立ててから必要なものだけ購入するようになりました。おかげで余らせて捨てるなんてこともなくなったし、予算内で買い物するという大技もマスターしたし、めでたしめでたしのSDGsでございます。  持続可能性といえば、9月に出た宇佐美まことさんの新刊『ド

今週何読んだ?(11/12~11/18)

 金曜日は備忘録を兼ねて一週間で読んだ本を淡々と記録することにしました。仕事で読んだ本、仕事からの逃避で読んだ本、疲れたので読んだ本、実用のために読んだ本。色々取り混ぜております。 11月12日(土)  バイブルのようなレシピ集。今回は簡単コールスローのレシピ確認。表紙に載ってるやつです。 11月13日(日)  お仕事読書。某ドラマに合わせての取材ですが、大奥、イメージと全然違いました。資料の少なさに女性の置かれていた立場を思うとともに、そこから丁寧に新事実を拾い上げては

生姜の蜂蜜漬けと中村元訳『ブッダのことば』

 土生姜。お料理にもお菓子にも飲み物にも使える万能スパイス。  うちではすりおろしや刻みで使うだけでなく、蜂蜜漬けのスライスを常備して日々利用しています。朝のチャイ、夜のホットワインには欠かせないし、料理の甘味づけにもちょうどいい。バニラアイスにちょっぴり掛けても乙なものです。また、ポッカレモンで作る手抜きホットレモネードも生姜蜂蜜を入れたらワンランク上のお味になるのです。  作り方はごく単純。ジャムかなんかの空き瓶に、スライスした生姜を入れて蜂蜜を注ぐだけ。30分ほどで生姜

ラベンダー芳香浴と日下三蔵編『皆川博子随筆精華Ⅲ 書物の森の思い出』

 11月に入ってから暖かい日が続き、前の日曜なんてもう生暖かさが気味悪いぐらいでしたが、今日の雨で一気に季節が進むそうで、実際朝から冷えてきているのを感じます。  エアコンのない仕事部屋、冬になるともっぱら石油ストーブが活躍するわけですが、ストーブの魅力は天板の上でお湯を沸かせることでして、ホーローのケトルに直接乾燥ハーブを突っ込むと雑な芳香浴の一丁上がり。今はラベンダーの葉を使用中です。  なんちゃっていねい生活ならではの、冬の楽しみなのですよ。  ラベンダーの香りは優雅

週末家事と拙著の新聞書評(朝日新聞)

 土曜日は家事の日と決めておりまして、朝から洗濯や掃除などなど家事に追われます。  そんなこんなで今朝もバタバタしていたら、いつもお世話になっている横須賀の古書店Books & Coffee AMISの店長である稲葉さんから「朝日新聞に『死に方がわからない』の書評が掲載されているよ!」とメッセージが入りました。  さっそく確認したところ、朝日新聞の書評サイト「好書好日」にもアップされておりました。  評者は文化人類学者の磯野真穂さん。  内容をまとめながら、読者対象をより

ホットワインと沖田瑞穂『世界の神話』

 冬の朝がチャイなら、冬の夜はホットワイン。スパイスは共通なので買い物に無駄がありません。ただし、なにぶん「なんちゃっていねい」ライフなのでホットワインの柑橘類は省略。オレンジとか、そのために用意するのも高いしな。  ワインといえばやっぱりギリシャ神話でしょうか。  昔、なにかで読んだディオニュソスの秘儀がヤバすぎて一度は見てみたい、ただし影からそっと、などと思ったものでした。  酒の神がいるのは何もギリシャ神話だけじゃないですよね。日本神話にも少彦名命がいるし、インド神話

チャイと黒史郎著『川崎怪談』

 立冬も過ぎ、寒さの季節の足音も確かになってきました。  この時期から春の声を聞くまで、朝の飲み物はチャイになります。カルダモン、クローブ、スターアニス、シナモン、そして黒胡椒を煮出して、スパイス効果で胃を温め、体を起こすという寸法です。  ところで、クローブは丁字、スターアニスは八角、シナモンは肉桂とそれぞれ和名も知っているんだけど、カルダモンだけわからなかったのでちょっと調べてみました。そしたら、小荳蔲(しょうずく)というそうで。聞いたこともありません。勉強になりました。

ローズマリーと小田雅久仁『残月記』

 本日の「なんちゃっていねい生活」特記事項はローズマリー・スチームの楽しみ、です。  庭で伸び放題になっていたローズマリーの刈り込みをやっと行いました。収穫した枝は乾燥させます。  まもなくやってくるストーブの季節に、この枝をやかんに入れて火にかけるのです。お部屋の空気がちょっとすっきりする、気がします。ま、気のもの程度ですけど。   さて、昨日の皆既月食は見事でした。  天文イベントといえば曇りにあたってしまうことが多い私ですが、昨夜はばっちり晴れてくれたおかげで赤い月を

かぼちゃパイと杉本好伸著『吉祥院本「稲生物怪録」』

 昨日は立冬、今日は皆既月食+天王星食。天体は日々動いておりますね。  本日の特記事項としましては、ハロウィン名残のかぼちゃパイを焼きました。冷凍にしておいた蒸しかぼちゃと冷凍パイシートを使えばベーキング込みで一時間もかかりません。  おやつは欲しいが麓まで買いに行く元気がないなんて時は夏はゼリー、冬はパイに限ります。手間がかかりませんからね。  さて、本日から最近読んだ本、昔読んだ本をランダムに心のまま紹介していこうと思います。(ちょっといろいろあったもので)  初回ご紹