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なんちゃっていねい生活 都会に近い田舎に住もう

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関東の小都市・神奈川県横須賀市在住の文筆家が、なんちゃってな「ていねい生活」の日々を綴ります。スキやシェアしてもらうと面白いことがあるかも!
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記事一覧

「50歳からのハローワーク」第12回更新

GWも終了、充電完了! と思いきや、いきなりの大雨、連休明け名物交通機関の乱れなどで出鼻をくじかれた方も多いのでは? 今日からしばらく祝日のない日々が続きます。 しかも暑くなっていきます。 皆様くれぐれも御自愛ください。 さて、「50歳からのハローワーク」第12回更新です。今回は「占い師」。現役占い師にお話を伺っております! 年齢がプラスになる貴重なお仕事です。ぜひお読み下さいね。

産経新聞に『台湾の妖怪図鑑』書評掲載

御報告を忘れていました! 昨日の産経書評欄に『台湾の妖怪図鑑』(何敬堯著、魚儂絵、出雲阿里訳 )の書評が掲載されています。 下記URLからもお読みになれるので、ぜひ! 版元の書誌情報は ↓ 下記から ↓ どうぞ

小さな旅行記 2024冬北海道行(3)

初回はこちら↓。  網走二日目は以前から行きたくて仕方なかった場所二箇所へ行きます。  午前はオホーツク海に一番近い駅「北浜駅」へ。   午後は、昭和なら「網走番外地」今なら「ゴールデンカムイ」で有名な網走監獄へ。  北浜駅を知ったのは鉄道雑誌の特集記事かなにかだったように記憶しています。  その昔、伊勢志摩に行った際に海の間際を走る近鉄電車に乗車して以来、海辺を走る電車が大好きになってしまい、すっかり海傍駅が私の乗り鉄テーマの一つになりました。ちなみに昨年は四国の下灘

小さな旅行記 2024冬北海道行(2)

初回はこちら↓。  そういえば昨日は触れていませんでした。  我が旅の標準スペックは以下の通りです。  ・ひとり旅  ・公共交通機関使用(ペーパードライバーなので運転しない)  ・宿は安宿、食事は地元飯、温泉は大きさより掛け流し優先  ・旅行中一度はドカンと贅沢  こんな感じですので、同じようなつつましい旅が好き方なら参考にしてもらえるような情報はあるかもしれません。(2024年3月現在の情報)    というわけで、網走1日目午後。  網走駅前で空港連絡バスを降りたあと、す

小さな旅行記 2024冬北海道行(1)

 2024年最初の旅の舞台は北海道になりました。  この旅を計画したのは去年10月のことです。大変レアなイベントが札幌で行われるのを知り、それに合わせて以前から念願だった北海道乗り鉄旅をすることにしたのです。  とはいえ、今回はどうしても網走スタートにしたかった。そこで最初は釧網線乗りつぶしなども考えましたが、結局は石北線を優先することにしました。どうせ釧網線乗りつぶしをするならそのまま根室線に突入したいのだけれども、そのために必要な日数が取れなかったのです。  とはいえ、網

20分のお花見

近所の公園……といっても小さな児童公園です。 住宅街の隅っこにある、少子化のために誰一人訪れなくなった忘れられた公園です。 でも、そこには毎年律儀に花を咲かせるオオシマザクラがあります。 横須賀に引っ越してきて以来、私は毎年この桜にお世話になっています。 今日はうららかな日和だったので、お弁当をこしらえて、ほんのわずかな時間ですが会いに行ってきました。 20分だけ独占を許された”私だけのさくら”でした。

新年度

お正月以来の更新です。 昨年10月、とてもショックな訃報があり、さらにお正月にも立て続けに不幸が重なったことで、すっかり意気消沈しておりました。 生まれて初めてというレベルで沈み込む日々でした。 春の訪れを感じ、ようやく少し気持ちも上向いてきたようです。 それにしても、自分の中にもまだまだ知らない領域が存在していることを思い知らされたこの半年でした。 本日から新年度、そろそろペースを戻していきたいところ。 どうやら明日は晴れるようですね。 近所の公園にお花見とでも洒落込み

【告知】「もっと文豪の死に様」新章開始!

2024年の初記事が昨日アップされました。 「もっと文豪の死に様」、新章がスタートします。 今回は文学上「無頼派」とグルーピングされる織田作之助、坂口安吾、石川淳の三人を取り上げたいと思います。 作風や表面的な生活態度で「無頼」とされた人たちですが、人生は三者三様でした。 織田作が30代で早世する一方、石川淳は88歳の天寿を全うしています。 彼らの共通項、そして人生の分岐点とは。 どうぞご期待ください。

2024年になりました

新年を迎えました。 本来であれば賀詞を申し上げるところではございますが、三ヶ日にあまりにも厳しく悲しい出来事が重なり、また個人的にも昨年十月に身内ではないとはいえつらい別れがありましたので、本年は控えたいと存じます。お許しくださいませ。 とはいいつつ、今こうして元気にしている者としては、許されているこの時間をたゆまず歩み続けなければならないのだと改めて心に期しているような次第です。 世界を眺むれば明るい兆しは感じられず、時には終わらぬ暗黒の中をさまよっているような気分にも

【告知】「怪と幽」vol.015(続き)

昨日発売日だった雑誌「怪と幽」vol.015に関するお知らせの続きです。 前回分はこちら↓ 本日は取材/構成を担当した記事について。 まずはレギュラーページ「スポットライトは焼酎火」で東雅夫さんが中国民俗学研究者の大谷亨さんにインタビューされた記事の構成を担当しました。 大谷亨さんといえば、『中国の死神』で一躍脚光を浴びている新進気鋭の研究者です。私も今回の書評で取り上げるつもりだったのですが、こちらでインタビューするとの話でこれ幸いと乗り換えました。 インタビューで

【告知】「 怪と幽」vol.015

KADOKAWA発行のお化け雑誌「 怪と幽」の15号が発売されました。 今回は温泉特集号、お題も「怪と湯」。ダジャレかよ。 私は加門七海さん×南條竹則さん×東雅夫さんの鼎談「霊なる温泉地 ~文人が惹かれる「湯の力」~」のまとめを担当しています。 修善寺温泉の名門旅館で一泊……ならよかったのですが、大人の事情で日帰り入浴タイムにお部屋をお借りしての収録、でした。陪席者の特権で温泉と美味しいお食事を楽しめた私は役得でしたが。 温泉と信仰の関係や温泉とお化けの相性など、お三方が

永遠なる櫻井敦司

3時間かけてようやくワインが1瓶あきました。 昔は瞬殺だったのにねw 最近のあっちゃんの酒量はどうだったのかな。 あなたの満中陰に、映像と音源で向かい合った一日はそろそろ終了です。 櫻井敦司さん、どうか安らかに。 今回のこの顛末に全然納得はいってないですけど、何なら今からでも帰ってきてほしいですけど、それでもどうか安らかに。 あなたが与えてくれたすべてに感謝を。 ありがとうございました。 誰よりも美しかった人。 ずっと大好きです。

櫻井敦司に捧ぐ挽歌

令和5年10月19日午後11時9分、高校生の頃からずっと好きだったBUCK-TICKのヴォーカル・櫻井敦司さんが急逝されました。 拙いながら、ここに挽歌を捧げます。 その日、仕事で修禅寺にいた  門前に 狂い咲いたる櫻あり 世界が崩れるサインだったか 仕事が終わり駅に着いてスマホを開いた  血の赤を背に黒ゴチの文字踊る 美しい人は失われました  字の意味を掴みそこねて立ち尽くす 駅舎に響く「まもなく出ます」 公式サイトにアクセスした  令和5年10月19日午後11時

癸卯葉月 処暑 四国行 夏休み編その8

丗日 午後 大歩危駅を出てしばらくは車窓に渓谷美を楽しむ。 見れば見るほど、よくこんなところに鉄道を引いたなと関心しきりだ。同時に維持もさぞ大変だろうと思う。JR四国は経営の厳しさがニュースにもなっているが、やっぱり頑張ってもらいたい。また乗りに来よう。 今回の最終目的地となる徳島駅には、阿波池田駅で特急に乗り換えるとそのまま一本で行ける。乗る時間もさほど長くない。 吉野川の表情も山間とはずいぶん変わる。 もし時間が許せば阿波半田駅に行って偏愛する半田素麺をあれこれ買い込