マガジンのカバー画像

なんちゃっていねい生活 都会に近い田舎に住もう

259
関東の小都市・神奈川県横須賀市在住の文筆家が、なんちゃってな「ていねい生活」の日々を綴ります。スキやシェアしてもらうと面白いことがあるかも!
運営しているクリエイター

#読書

「クウネル特別編集 私の人生を変えた本」に談話掲載

マガジンハウスから8月8日に発売された雑誌「クウネル特別編集 私の人生を変えた本」に私が選んだ三冊の本と、それぞれの本に寄せた談話が掲載されています。 以前「ku:nel」誌に掲載されたものの再収録ですが、今回のムックは「本」に焦点を当て、各界の女性が本と人生を語るガイド本として再構成されています。それぞれの視点がおもしろいですよ。 お盆休み、移動のお供にいかがでしょうか。

ダ・ヴィンチ2月号を購入した方はちょっと見てみて

 今月10日発売の「ダ・ヴィンチ 2月号」を購入した方は170ページの「本棚探偵」コーナーを開いてみてください。  今回は宇佐美まことさんの本棚が紹介されているのですが、そこには……。  ちょびっとだけ紹介。いや、本当にありがたいです。宇佐美さんの本棚の全容を知りたければお買い物求めのほど!

人日の節句と清絢『日本を味わう366日の旬のもの図鑑』

 本日は七草粥の日ですね。もちろん食しました。  居住する三浦半島は畑作が盛んで、スーパーなどで出回る七草セットも三浦半島産のものが多く出回っているようです。年末には七草セットをセッティングするバイトなんてのもあるそうで、いつかやりたいなと思っています。  さて、清絢さん著『日本を味わう366日の旬のもの図鑑』は私のように食べ物で季節を感じたい(もしくは食べ物でしか感じないともいう)人間にはもってこいの一冊です。  日毎にその時期の旬の食材や行事食などがオールカラーの美し

今週何読んだ? (12/23~1/5)

 年末はバタバタで書いていなかったので二週分まとめて。忙しなかったせいで一週分ぐらいの冊数しかありませんが。 12月23日(金) 24(土)  再読。仕事の関係で一気読み。史実の使い方がめちゃくちゃ上手いですよね。トリビア的エピソードをそれで終わらせず、ストーリーの根幹に組み込んでくるのは力技以外の何者でもない。よしながふみさんはまちがいなく天才的ストーリーテラーだと思います。 12月25日(日)  ベタなんですが、毎年クリスマス当日に手に取ることにしています。物書きとし

新春家事と大濱普美子『十四番線上のハレルヤ』

 三が日が終わり、四日から仕事始めとはいえ、まだ気分的にのんびり感が残っています。けど、そろそろ気を持ちを引き締めないといけないし、今日は朝から張り切って掃除と洗濯をしてみました。家事も仕事のうちですから。  で、物書き仕事の方はといいますと、ちょっと滞り気味の「もっと文豪の死に様」を進めると同時に、二月から新連載「老い方がわからない」(仮)を始めなければいけません。目下執筆中でして、更新日&連載開始日など詳細決まりましたらこちらでお知らせします。どうぞご注目ください。  ま

文フリ購入物その4 ミステリー本編

 本日ご紹介の文フリ購入物はミステリー関係2冊。  まずは探偵小説研究会の「CRITICA」12号です。  特集が「新本格の30年、社会派の60年」ということで、勉強するつもりで購入しました。最近、つくづく知識の欠損を感じるので。特に社会派ミステリーなんて有名どころをわずか齧ったばかりなので、ほんとダメなんですよ。学ばなければ。  とかいいつつ、最初に読んだのは千街晶之さんの「残穢」論だったんですけどね。やっぱりどこまでもお化け優先。  次はヒマラヤ探偵文庫の「英国犯罪実

今週何読んだ?(12/3~12/9)

 金曜日は一週間の読書履歴を振り返り損ねたので、今日します。 12月3日(土)  12月の食卓月間テーマが北欧/東欧なので購入したレシピ本。ウクライナ人と結婚した日本人女性が書いておられます。家庭料理と題するだけあって全般的に簡単です。本の売上と印税の一部はウクライナの人道支援に寄付されるそうですよ。 12月4日(日)  疲れ目の自覚が強く休眼日に。目は大切になければ。 12月5日(月)  取材で外出のため読書せず。 12月6日(火)  ロシア料理の本ですが、旧ソ連各

御礼 拙著『死に方がわからない』四刷決定

 今年9月に出た拙著『死に方がわからない』ですが、おかげさまで四刷が決定しました!  ありがとうございます!  この本は、独り者の私がタイトル通り「どうやればうまく死んでいけるんだろう?」と悩んだ末に生まれたものなのですが、「それ、私も知りたい!」って言ってくれた担当編集者Hさんがいなければ日の目を見ることはありませんでした。  そして、三ヶ月で版を重ねることができたのもHさんが社内で運動してくださったから。  ご購読くださった皆様は言わずもがなですが、Hさんにも幾重もの

【仕事告知】近藤史恵『幽霊絵師火狂 筆のみが知る』書評

 そういえば告知し損ねていた気がするので、少し前に公開された記事ですが、改めてご紹介を。  近藤史恵さんの新作怪談小説『幽霊絵師火狂 筆のみが知る』の書評を書きました。  作品概要についてはぜひ書評にアクセスしてお確かめいただければ! なのですが、私がこの作品いいな~と思うのは、絵師・火狂と彼になつく娘・真阿の関係性が素敵だからなんです。  冒頭での真阿は、家に見知らぬ男性がやって来ると聞きつけて、「私の心中相手になってくれるかもしれない!」なんて勝手に盛り上がるわけですが

今週何読んだ?(11/26~12/2)

 金曜日は一週間の読書履歴を振り返ります。 11月26日(土)  『波』誌で連載が始まったばかりの近藤ようこさん『家守綺譚』漫画版(原作 梨木香歩さん)をぱらぱらしていたら読み返したくなったので。  先日、鎌倉文学館で観た『高丘親王航海記』の生原稿はすばらしく美しかった。 11月27日(日)  インタビュー仕事を控え、とある作品を熟読。掲載媒体は年明け1月にはお知らせできると思います。 11月28日(月)  原稿書きと請負作業に追われ、読書の余裕なし。 11月29日(

師走到来と伊藤丈『仏教漢文入門』

 師走です。  「一年が早い」と相も変わらぬ繰り言を言うようになってもう何年が経つことでしょう。もはやこれ込みで年中行事です。  そんなわけで、しばらくは「今年勉強するつもりだったのに全然進まなかった本」「中途半端なままほっぽっている本」などを公開して恥のかき納めをしたいと思います。  弱き者、汝の名は門賀なり。  この本なんてもう、一年といわず何年単位で進んでいないやら。  一応ぺらぺらめくっては読むんだけど、演習とかまともにやったことはありません。  それでも、わかり

今週何読んだ?(11/19~11/25)

 金曜日は一週間の読書履歴を振り返ります。 11月19日(土)   夜用ハーブティを新規レシピに変更するため、情報確認。いつもお世話になっている本。 11月20日(日)  文学フリマからデザインフェスタを渡り歩く強行軍だったため、読書はせず。文学フリマではいろいろおもしろい本を購入したので順にご紹介していく予定です。 11月21日(月)  さすがに疲れが取れぬので仕事は必要最低限を午前中に超特急で終わらせ、午後休に。まだ読んでいなかった最新刊をのんびり読みました。 1

週一買い出しと宇佐美まこと『ドラゴンズ・タン』

 土曜日は家事日であると同時に、食料品買い出しの日と決めております。  その昔、放埒会計どんぶり勘定財布に穴が空いているとまで言われた私も、人生の辛酸を嘗めた結果(ちょっとオーバー)今ではすっかり計画経済派でして、予め次週の週間献立を立ててから必要なものだけ購入するようになりました。おかげで余らせて捨てるなんてこともなくなったし、予算内で買い物するという大技もマスターしたし、めでたしめでたしのSDGsでございます。  持続可能性といえば、9月に出た宇佐美まことさんの新刊『ド

今週何読んだ?(11/12~11/18)

 金曜日は備忘録を兼ねて一週間で読んだ本を淡々と記録することにしました。仕事で読んだ本、仕事からの逃避で読んだ本、疲れたので読んだ本、実用のために読んだ本。色々取り混ぜております。 11月12日(土)  バイブルのようなレシピ集。今回は簡単コールスローのレシピ確認。表紙に載ってるやつです。 11月13日(日)  お仕事読書。某ドラマに合わせての取材ですが、大奥、イメージと全然違いました。資料の少なさに女性の置かれていた立場を思うとともに、そこから丁寧に新事実を拾い上げては