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PERを使いこなす!業界平均の5倍以上 割高のイオン株

PERはこうやって使う!

イオンさんを例題にして
株価が高い・安いを考えてきました

その時に使える指標がPERとなります

そんな使い方は

1・企業の時系列で探っていきながらPERと株価推移を確認する

それを書いたのが
昨日のブログでした


今日はもう1つのお話

PERは業種別ごとで比較しながら判断する

よくSNSで見かけるPERの適正値は
16-18倍

これは日経平均のPER平均を出すとこのくらいのなので
ここに合わせて書かれているはずです

でもね・・・
ここを判断基準にしちゃうと・・・
色々と問題です

なぜなら
発行済み株式数も企業によって違う
スタートアップなどのハイテク系は期待値で株価が高い傾向にある
など



PER:株価収益率=株価➗1株純利益(EPS)


この計算式に関係する値が業種ごとに大きく違うからです

ということで
日経平均の平均PERを使うんじゃなくて
業者別で平均点を見出すことが大事です


イオンの業種は小売、総合スーパー

そんな業種の他企業のPERはどのくらいなのか?

そこと比較しないと平均点がこのくらい!
なんていうことはできません

ということで比較していきます

中国・九州地方のイズミさん


イズミ:12.73倍

沖縄のサンエー

サンエー:17.98倍


滋賀県を中心にした平和堂

平和堂:24.58倍

埼玉を中心にしたヤオコー

ヤオコー:17.55倍

4社をまとめるとこんな感じ


イズミ:12.73倍
サンエー:17.98倍
平和堂:24.58倍
ヤオコー:17.55倍


これに対してイオン:93倍

こうやってみると
同じ小売業界の中で異常に高いでしょ?


PER:株価収益率=株価➗1株純利益(EPS)


PERってこういう計算式なんです
ということは
PERが高いということは

・株価が高い(高すぎる)
・純利益が少ない(少なすぎる)
・発行済み株式数が少なすぎる(純利益/発行済み株式数だから)

四季報みるとよくわかる

【連結事業】GMS35(0)、SM29(1)、他37(5)【海外】8 <23・2>

主力事業が利益率ほとんどないもんね・・・
その他は銀行と不動産だし


だからね
他業種間比較すると

4社平均:18.21倍
イオン:約93倍

高すぎる!って感じるでしょ?


そう!結論はたかすぎるんですよ!


それでもなぜ人気のイオン株?

3%オフの会員カード優待と・・・配当金1.26%
が魅力的なんでしょうね


だから実力以上に・・・

投資されていく現状があるんだろうな・・・って感じます


優待目的でイオン株に投資しました〜

これよく聞きます!

いろんなサイトや情報誌で
優秀な優待と配当金って紹介されてますからね〜


業界平均の5倍以上 割高のイオン株

あなたはこの株価をどう判断しますか?


テナント料金が主のビジネスモデルだと感じるあなたは
同じ商業不動産の他企業と比較してみてください


PERはこうやって
時系列比較と業種別比較をしながら
判断していきます


それだけではなく
企業の利益率やビジネスモデルなどと照らし合わせて判断すると
さらにいろんなことが見えてきます


株価ではなくPERを使いこなせるようにしていきましょう


そして明日は配当金について
それもイオン株を使ってお話ししていきます

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