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投資用語一体なんて読むの?意味は?「前場・後場」「日足・月足」「逆日歩」

こんにちは!金融ブロガーの本郷マサシです。
今回のお題は、株式相場や投資に使われている用語のお勉強。まだ投資をしたことがないという方には聞きなれない言葉のオンパレードです。笑

でもなんて読むかも知らずに恥ずかしい思いをした!なんてことがない様、大人としてある程度は知っておきたいですね。

株式市場では、昔から独特の用語が使われ、その言い回しも実に変わっています。(マサシもこの業界駆け出し時代、何度も読み方を間違え先輩たちに叱られました。涙)

ただ、用語だけ覚えるとなってもすぐに左から~右へ~聞き流す~となってしまうと思いますので、今回は株式市場の仕組みを解説しつつ、流れで用語や言い回しを解説する2本立てでいきたいと思います!

◆日本橋兜町には昼休みがある◆
コンビニが24時間営業し、デパートが8時ごろまで空いている時代にあっても、株式市場(東京証券取引所の場合)の取引時間は9時から3時までです。
さらには11時30分から12時30分の1時間は昼休みです。

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前場は「ぜんば」、後場は「ごば」と読みます。ちなみに麻生財務相は、首相時代に「まえば」とのたまい、物笑いの種にされてしまいました。

取引はまず「寄り付き」で始まり、時間中は「ザラ場」と続き、「大引け」で終わります。前場終わりの取引を「前場引け」、後場最初の取引を「後場寄り」と呼んだりもします。

ザラ場は、日中のザラにある取引との意味からその名がついたとされています。ザラ場では、オークション方式(時間・価格優先)によって取引が成立します。

一方で、寄り付きや大引け前には注文が殺到します。そこで注文をまとめて価格順に優先順付けするのですが、これが板寄せ方式です。

ところで、サラリーマンが日中に株取引するのは大変で、知り合いには「トイレでこっそり売り買い」なんて話もあるぐらいです。対面営業中心の中小証券が反対する、証券会社のシステム負担が大きいなどの問題があるようですが、サラリーマン投資家としてはぜひとも実現してほしいですね。

◆チャートを読めれば相場がわかる◆
株価は、数字だけ眺めていても時系列の動きを追えません。そこで、株価推移をビジュアル化したのがチャートです。

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上のチャートは、日経平均のものです。ヒゲのついた縦棒がローソク足で、日々の始値・高値・安値・終値を示しています。ローソク足は、なんと江戸時代の米相場で莫大な富を築いた本間宗久(ほんまそうきゅう)の考案によるもので、今では世界中で使われています。

ちなみに、1日単位の動きを示すローソク足は日足(ひあし)1か月単位は月足(つきあし)と呼ばれます(上のチャートは日足のもの)。直近の動きには日足、長期的な推移は月足で読むと便利です。

下はローソク足の拡大図。白いローソク足はその日は株価が上昇青は下落したことを示します。白いローソク足を陽線、青い方を陰線とも呼びます。

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日経平均チャートを見ると、コロナウィルス感染拡大への懸念に端を発した2月下旬~3月下旬の急落局面で、ずっと真っ青な陰線が続いているのがわかります。

◆株は買うより先に売ることができる◆
ヤフーオークションでもメリカリでも、取引はまず先に買って、買ったものを売るのが常識です。現物の株取引も同じですが、株には先物取引というものがあり、先に売ることもできるのです。

具体的には、証券会社から株を借りて(これを「貸株」と呼びます)、先物市場で売ります。俗にいう「空売り」です。借りた株は、東証が定める決済期日までに買い戻さなくてはいけません。

先物取引の世界でも特に空売りは、「買いは家まで売りは命まで(失う)」といわれるぐらい怖ろしいものとされています。

空売りは株価が急落すれば大儲けできますが、株価が上昇すると無限大に損失が膨らみます。とくに相場が過熱すると、「踏み上げ」といって株の売り物が薄くなる中で売り方(空売りした投資家)は損を承知の上で買い戻します。

空売りの恐ろしさは、踏み上げだけではありません。

売り建玉(たてぎょく:残高のこと)が買い建玉を上回ると、証券会社も株の在庫がなくなり、株を信託銀行や生保などの機関投資家から借りなくてはなりません。そうなると逆日歩(ぎゃくひぶ)といって売り方は手数料を支払わなくてはいけないのです。

日々公表される逆日歩銘柄の中には、年換算金利が100%を超えるものもあり、追い込まれた売り方に重くのしかかります…

相場の世界には、今回紹介した以外にも数々の用語があります。
意味や言い回しを覚えつつ、僕マサシと一緒に相場の奥深さを堪能してみませんか。笑

つづく。

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