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【英単語の学び方】最効率の単語学習方法教えます!

MONEY ENGLISH 文法講師&コーチのKazukiです!

今日は英語学習とは切っても切り離せない
「単語学習」に関して、お話ししていきます。

どのように覚えると効率が良いのか、どこまでやればいいのか、使える単語を増やす方法等が多くの方が疑問を持っているところかと思います。

今日は、そんな痒いところに手が届くような
有益な情報や学習のコツなどをまとめていきます!
それではスタート!



はじめに

英語学習と聞くとまず最初に思い浮かぶのが「単語学習」ではないでしょうか?

私が学生の頃は、「単語学習vs 文法学習」のような対立もあり、
どっちをやるべきか等、学生の間で議論になっていました。笑

今思えば、そんな話をしている時点で英語学習の本質から逸脱してしまっていると思えるのですが、L/R偏重型の現在の受験英語カリキュラムでは
致し方ないのかなとも感じます。
(受験英語の話になると、毎回愚痴が出てしまうのはご容赦ください。笑)

余談はさておき
なぜ「単語学習」が上記のように重要視されているのかというと、、、

詳細はリーディング徹底解剖の記事で解説しているので、そちらをご参照ください!

https://note.com/money_english/n/n115d0ef9f223#ce0fecea-ce0e-42fd-bd96-f3a1cf20b6e1

【完全解説】リーディング力=リスニング・スピーキング力!?

単語の重要さを簡単に説明すると、例えば
A:あの人は典型的な日本人だよね~
 
B:いつも付和雷同的だよね。
 
こんな会話があったとします。
(そんな言葉使わないよ!というのは一旦置いておいてください。笑)
 
付和雷同の意味がわかっていれば文意を正確に理解できますよね。
日本人的という文脈で「謙虚・シャイ・周りと歩調を合わせる」等
なんとなく予想はつきますが、単語の意味を知らなければ正確には内容を理解できません。
 
*付和雷同-自分の意見がないため他人の意見を聞くと、そうだそうだとすぐに従ってしまう。つまり、主体性がないということ。
 
単語の意味を知っているだけで正確に文意を取れます。
単語を知っているというのはそれだけで価値があります
さらに言うと、フワライドウという読みもセットで覚えていると会話でも意味が理解できますね!
 
だから、単語学習は必ず発音とセットで覚えましょう!
という話になる訳ですね~
(発音の重要性はこれだけではありません。後半で詳細に説明します。)
 
そして、今まで話してきた内容は受容型の単語学習です。
スピーキングで使える単語を増やすのとはアプローチが少し違います。
(使える単語の増やし方は別の記事でご紹介します!乞うご期待!)

単語の重要性は理解して頂けたかと思うので、次に気になるのは
 
どこまでやればいいか
効率的な学習方法はあるのか

 
について説明していきます!


単語学習は無限!?


英語を学習しているとある時気が付きます。
「無限に知らない単語が出てくるな・・・」
TOEIC満点とっても、英検1級とっても、ちょっと英字新聞や洋書を覗いてみると、知らない単語のオンパレード・・・
単語学習って無限に続くの・・?という疑問が湧いてきます。
 
答えは「YES」です。永遠に続きます。単語学習に終わりはありません。
ただし、ここで注意なのは無限に続くからといって、
毎日単語帳で学習し続ける必要はないということです。
 
じゃあどのレベルまでどれくらい学習すればいいかというと、、
 
ある程度のレベルまでは単語帳
そこからは実務に支障が出ない範囲で。

というのが良いと思います。
 
どういうことか詳しく解説していきます。
 
単語学習には大きく分けると2つのパターンがあります。

(1)単語帳を使用した学習(最低ラインをクリアするため)
(2)出会った知らない単語を学習する(実用ベース)

(1)「単語帳を使用した学習」について


単語帳を使用した学習のメリットは
網羅的に単語を大量に学べることにあります。

一方、デメリットとしては、網羅されているばっかりに自分にとって優先度の低い単語も一緒に学ばざるを得ない可能性があるということです。
特にレベルの高い単語帳などはその傾向が強いです。

そのため、
求められる目標ラインまでは単語帳を使用すると効率が良いです!

私たちが定義する目標ラインの単語帳はTOEICでいうと
TOEIC900点までを目標にした単語帳が良いです。

*英検1級レベルの単語帳は、かなり難しいものも含まれるのでおすすめしません。
 
TOEICのリーディングで450点くらい取れる語彙力を身に付けると
日常で使う範囲だと困ることはほぼありません。

日本でいう、常用漢字みたいなことですね!
よく使う単語がTOEIC900までの範囲の中に多くあります!
そして、TOEIC900点取るのに必要な単語数は大体7000語~くらいだと踏んでいます。

*よく1万語と言われているのは、恐らく1万語くらい知らなきゃ見たことが無い単語が出てくるみたいな話かと思います。
語彙力があるに越したことは無いので、あくまで目安としてください。
 

(2)出会った知らない単語を学習する


仕事や、学習の中で意味がわからなかったものを学習していくという方法です!
 
TOEIC900~程度の語彙力がある方は
実務ベース・自分に必要とされるレベルで必要な語彙を学んでいく
と自分に必要な語彙にフォーカスできるため効率がいいです。
 
これが「実務に支障が出ない範囲で」ということです。
 
仕事のメール、会議、雑談等、学びの場はたくさんあります。
仕事で困らない程度に、わからないものを潰していきましょう。
 
これは英語習得の目的によって求められるレベルに大きな差があるので
どこまでのレベルを必要としているかを自分で理解していると良いですね!
 
まとめると
「単語帳での学習→実用ベースでの学習」とすると効率UP!
ということです。


効率的な単語の覚え方


英単語は何を使って、どこまで身につけると効率的かは理解されましたね!
 
ここからは、実際に単語を効率的に覚える方法を
方法編コツ編に分けてお話していきます。
 
方法編
(1)出会う回数を増やす
(2)全学習全テスト
(3)フラッシュカード

 
コツ編
(1)音声を使う-発音、リップシンキング、
(2)イメージで覚える-グーグル検索、明暗、プラスマイナス

 

方法編


(1)出会う回数を増やす
皆さんは、「毎日10語ずつ学習(1週間で70語)」or「1週間毎日100語学習」
どちらの方が定着率が高いと思いますか?
 
答えは後者です。
理由は、毎日100語見ると100語を1週間で最低でも7回以上目にすることになるため、見る回数が増えるからです。

一方で、前者の場合、最初の10語は1週間で1回しか見るタイミングがありません。(復習のタイミングを次の日に設けたとしても2回)
 
また、たくさん回数を見たほうが覚えやすいのはバーダー・マインホフ現象という脳の頻度錯覚があるからという理由もあります。

参照
【心理学】バーダー・マインホフ現象とは
https://tabidan.com/miscellaneous-notes/bader-mainhof-phenomenon/
 
新しい言葉を覚えた後、なぜかその後たくさんその言葉を見かけるようになった経験はありませんか?
単語学習においては、
この「見たことがある言葉を増やす」というのが非常に大事です。

一度学習した単語は選択的注視が向きやすくなり
英文の中や、音声の中で単語を認識しやすくなります。
この段階では必ずしも意味を覚えている必要はないです。

「これこの前覚えたやつだな」
「なんか見たことあるけど意味を忘れてしまった」

という情報でさえもその単語に紐づく情報になります。

単語に紐づく情報を増やすことの重要さは、コツ編で詳しく説明します。
 
*ちなみに音声における選択的集中はカクテルパーティー効果と言います。
視覚と同じ原理で、音声を聞いたことのある単語はリスニング時に拾うことができます。詳しくはコツ編にて。
 
(2)全学習前テスト

1週間で100語勉強するに当たって重要なポイントは
①意味を覚える
②覚えているかテストをする

というのを毎日行うことです。

これは記憶効率の研究で、ランダムな顔写真とその名前を一致させるというテストを用いて行われました。

グループAは、ただ顔と名前が一致するよう覚えていく。
もう一方のグループBは、毎日全員の顔と名前の一覧を見て覚え
さらに全員の顔と名前が一致するかどうかセルフテストをする。
*グループA・Bどちらも学習時間は同じです。

テストの結果は、グルーブBの方が成績が良かったのです。
 
ここからもわかる通り、単語学習においても

①意味を覚える
②覚えているかテストをする

の2つを1週間毎日100語実施していくと、効率よく覚えることができます。
*語数と期間は目安です。
 
(3)フラッシュカード(単語カード)
これはかなり好き嫌いが分かれます。

個人的な趣向もありますが
おすすめする理由がたくさんあるのでご紹介します。

上述した通り、ある程度まとまった単語数を
一定の期間で繰り返し学習&テストしていく
ことが1番記憶効率が良いです。

ただここで注意なのが
「高速でそのサイクルを回していく」ということです。

1単語にかける時間は2秒程度が好ましいです。
時間をかけて思い出すことにあまり意味は無いどころか、時間の浪費です。リーディング・リスニング中に瞬時に意味が出てこないと意味がありません。

そこで、便利なのが「フラッシュカード」です。

単語カードに書き込む手間さえ惜しまなければ最高の単語学習法です。
 
なぜかというと
①単語帳と違いペラペラめくりやすいので、上述した高速サイクルを回しやすい
②リングを外して使えば答えられなかった単語とすぐ回答できた単語を分けられる
③順番をシャッフルできるので、単語帳使用時の「場所で覚えてしまう」というのがなくなる
③英和だけでなく、逆から使えば和英になる。
④覚えられない単語はずっと引き継げる
⑤持ち運びしやすい
⑥単語をカードに書く動作が必要なので、スペルも確認できる
⑦学習中に出会ったわからない単語もカードに書き込むだけで良い etc..
 
このように単語カードのメリットはあげればキリがありません。
ノートに書いたりすると移動できなかったり、
覚えた単語とそうでない単語を分けにくかったり、色々と不便なのです。
 
私もTOEIC950に至るまでに
いくつものフラッシュカードの山を築いてきました。笑
 
今はアプリの単語カードもあるので
それでも良いと思います。(無料&音声読み上げもついているものも!)
 
是非お試しあれ。


コツ編


(1)音声を使う-発音、リップシンキング、
(2)イメージで覚える-グーグル検索、明暗、プラスマイナス、類義語、文で覚える

 
まず、重要なことですが、覚え方に正解はありません。
自分が覚えやすい、イメージがつきやすい方法を見つけましょう!
 
(1) 音声を使う-発音(口パク可)
単語は必ず音声を聞いて発音することが必要です。(これは必須です。)
方法編でちらっと述べましたが、単語学習では1つの単語にどれだけたくさんの情報を紐付けられるかが非常に重要です。

音声を使うことの重要さは
「リーディング記事」で紹介しているので割愛します。
 https://note.com/money_english/n/n115d0ef9f223#ce0fecea-ce0e-42fd-bd96-f3a1cf20b6e1

要約すると、音声情報もその単語に紐づく情報だということですね。

ここで大事なのは、実際に口を動かして発音するということです。
運動が紐づいた情報というのは中々消えません。

自転車の乗り方を急に忘れることはありませんよね?
「身体で覚える」というのは記憶に残ります。
 
口を一緒に動かしながら単語を覚えることで、記憶効率がグンとUPします!

自分の口を動かす時の情報、自分から出た音の情報でさえも
その単語に紐づく情報になります。
(通勤中や仕事の休み時間に単語学習をしていて声が出せないという方は、口パクでも効果があります)

ここで注意なのは、
間違った発音をしているとリスニングで単語を拾えません。
 
だから「発音は大事」なんですね~。
 
(2)イメージで覚える-グーグル検索、明暗、プラスマイナス、類義語、文で覚える

ここからは
自分に合いそうなものをピックアップして学習に取り入れてください!
正解はありません。

重要なのは、「如何に単語と様々な情報を繋げられるか」です。
 
①グーグル検索
単語をgoogleで検索→画像のタブをクリック
これだけです!

例えば、
さっきの付和雷同という言葉を画像検索するとこんな画像がでてきます。
 


周りに合わせている、忖度しているようなイメージ画像が出てきます。

字面だけで語彙の意味を読むより、
脳内に鮮明に言葉のイメージが浮かんできます。

イメージと単語との紐づけはかなり効果的で
私が良く使うコツの一つです!
 
②明暗・プラスマイナス
これはすごくシンプルで、
その単語がポジティブなイメージなのか、ネガティブなイメージなのか
を単語のインプット時に意識します。

これだけでも記憶の定着率が違います。

さらに、次に出会った時に正確な意味が思い出せなくても、
何か「マイナスのイメージだったよなー」という記憶があれば
文脈から大きく外れることなく読み・聞きができます。
 
ただ、注意なのは何のイメージも沸かない名詞だとこの方法は適していないことがあります。

①との合わせ技で、画像検索時に明暗イメージも一緒にインプット
するとさらに強力な情報の紐づけができます。
 
③類義語、文で覚える
単語帳にも類義語や反意語が載っているのは、
一緒に覚えると良いというだけではありません。

似たような意味、反対の意味の単語を知っていれば
それもその単語に紐づく情報になります。
 
文で覚えるというのは実際にどんな文章で使われているのか確認し
単語のイメージを具体化するということです。
結びつきやすい動詞や名詞と一緒に覚えてしまうのも良いですね!
 
例えば、sustainableという単語1つとっても
 
日本語のサステナブル
Sustain-持続する
Sustainability-持続可能性
 
上記のように1つの単語から色んな情報と紐づけることができますよね!
どれか1つでも覚えていれば芋づる式に意味が頭に浮かんできます。

是非学習に取り入れてみてくださいね!


まとめ


いかがでしたでしょうか?

英単語は英語学習と切っても切り離せない関係にあります。

英単語を覚えるのが苦手なために
英語学習自体から遠ざかってしまっている人もいます。

単語学習をこのようにハックできれば
単語学習に割く時間も減らすことができます!

この記事が皆さんの英語学習の悩みを晴らす一助になれば大変光栄に思います。

英語学習は全然難しくないです!

難しいのは
「正しく効率の良い方法で学習を継続していくモチベーションを保つこと」

だけです!

英語を身に付けて、その努力と時間をマネーに!

MONEY ENGLISH コーチ 
Kazuki


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それでは、また次回の記事で皆さまに会えることを心より楽しみにしています。
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