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【完全解説】リーディング力=リスニング力・スピーキング力!?

皆さんこんにちは!

MONEY ENGLISH コーチ兼文法クラス講師のKazukiです!

今日は、皆さんにリーディングの大切さを
惜しみなくお伝えしていきます!!笑

完全に有料級の記事になってしまいましたが、
少しでも皆さんのお役に立てれば、、と思います!

前置はこのくらいにして、、、それでは早速本編スタート!



英語学習のよくある勘違い


「読むことと聞くことって関係ないじゃん!」
「別に読めなくても話せる人もいるよ!」

と思った方、この記事を見た後、

英語力を上げるには
「リーディング力は必須なんだ!」と理解してもらえると思います!

多くの英語学習者は「リスニング」&「スピーキング」できるようになる、つまり「英会話できる」ことを目指している方がほとんどですよね。

「聞けるようになりたいからたくさん英語を聞こう!」
「話せるようになりたいから、話す練習をしよう」

という短絡的な思考に陥ってしまうと、、、

「毎日英語を聞き流しているけどリスニング力が上がっている気がしない」
「10年英会話やっているけど話せるようにならない」

という悲しい状況に陥ってしまうんです。

「英語を話したい」の前段階には
英語を読める、英語を聞ける、英語を書けるという能力が必要になります。

今回はその中でも
「何故リーディングが重要なのか」
「リーディング力を伸ばすにはどうしたらいいのか」
を説明していきます。

この記事を読んだら理解できるようになること

  • リーディングは最初に勉強すべき技能だということ

  • リスニングができない原因にはリーディングが関係していること

  • リーディング力を高める方法



正しい学習の優先順位について

「英会話できるようになる」が多くの英語学習者のゴールだとすると
英語学習の優先順位は以下のようになります。

R(リーディング)→L(リスニング)→S(スピーキング)・W(ライティング)

まず「英会話ができるようになる」というのがどういうことかというと
英語で相手の話を聞いて、英語で自分の話をしたい。
つまり、「キャッチボール」ですよね。

英会話できるようになりたいと思ったら、、

ボールを投げる(話す)練習だけではなく
ボールを取る(聞く)練習も必要です。

会話をしてて、相手の話が理解できなければ
なんて返せばいいかわかりませんよね?

相手の話が理解できれば
私たちは何とかして自分の意思を伝えることができます。


無茶苦茶な文法と知っている単語の羅列でもなんとか伝わります!

つまり、、、

相手の話を聞けるということが英会話においては非常に重要なのです。

(それ以外にも、スピーキング力を鍛えるには大量のリスニングが必要になるので、高いリスニング力がどちらにせよ必要です。これは追々お話していきます。)

じゃあリスニングをまず鍛えよう!と思ってくれた方は
HOW?が気になりますよね。

ここで、やっと本題のリーディングの話が出てきます。
「リーディング力=リスニング力」とはどういうことなのか、、

このロジックをここから説明していきます。

結論から言うと、、、
「読んでも意味が分からない文章は聞いても意味がわからない」
ということが関係しています!

中々イメージしにくいと思うので
日本でも遭遇する「お葬式」というシチュエーションに例えて説明します!実際に自分が聞いている場面を想像してくださいね!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

坊:本日は故〇〇の通夜にお集りいただきありがとうございます。

坊:生前〇〇は皆さまに愛され~~、、

~中略~

坊:それではお経を読ませていただきます、、、

坊:如是。我聞。一時。仏住。王舎城。耆闍崛山中。与
  大比丘衆万二千人倶。皆是阿羅漢。諸漏已~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

お通夜でお坊さんがお経を読んでいるシーンですね。
ここで、あれ?と思った方いますか?

お経が始まった瞬間、
話している内容が理解できなくなった(リスニングができていない)
ことに気が付きました?

何故か考えてみましょう・・・・・・・ 

             ・
             ・
             ・
             

答えは、そもそも読んでも意味が理解できないからです!(多くの人は)

これは極端な例ですが
要は「リスニングをするには前提としてその文章をリーディングできないといけない」んですね。

何となくご理解いただけましたか?

つまり「リーディングできる文章が増えれば増えるほど、リスニングできる可能性が高い文章が増える」ということです。
(他にもリスニングするために必須スキルがありますので、これだけでは聞けるようにはなりません。リスニング必須スキルに関しては、別の記事でご紹介します。)

リーディングとリスニングの関係は上記のような図になります。
図を見てわかる通り、下のリーディングの土台を広げていくとその上のリスニングできる文章の幅も広がりますよね?

つまり、

リスニングできる文章=リーディングできる文章

です。少しずつ分かってきましたか?


「リーディングが出来ない」とは、どういうこと??


次は、じゃあリスニング力を上げるために
早速リーディングを勉強しよう!

となった時に「たくさん英文を読みまくる」
みたいな勉強法になっては効果が薄いです。

そもそもリーディングができないとは
「どういう状態で、何が原因となり得るか」
正しく理解し、それに適した学習をすることが大切です。

海に魚を捕まえにいくのに、虫取り網と虫かごは持っていきませんよね?
きちんと敵を知り、対策を練っていきましょう!

リーディングができないというのは大きく2つに分けられます。

  1. 文章の意味が理解できない

  2. 速く読めない

このどちらかに当てはまると、リーディングができないと感じます。

ではまず、

1.「文章の意味が理解できない」

何故これが起こるか。
どうすれば文章を理解できるようになるかを簡単に例を交えて説明します。

次の文章を読んでみてください。

ロボット開発に関しての記事から引用したものです。

ロボットは、そもそも人間の命令には従うものですが
人間は時に間違った命令をすることがあります。
おかしな命令に従うことで危険な事態が発生するのであれば
ロボットはあえて命令に従わないことも必要になってくるだろう

という内容が引用部分の前に書かれています。

How people will react when robots reject commands is another open-ended subject for research. 
In the years to come, will humans take robots that question their practical or moral judgments seriously?
 
引用元
https://eigo-kochi-training.com/kaishaku/
 

意味が取れましたか?
 
一発で意味が正確に取れた方は
文章理解力は高いのでこのパートはスキップしてください!
 
意味が取れなかった方は
何故意味が取れなかったか考えてみてください・・・!
 
文章を精読するには、2つのスキルが必要です!
(1)語彙力
(2)文法力

 
このどちらかが読みたい文章のレベルに達していないと
意味が理解できません。
 
(1)語彙力

How people will react when robots reject commands is another open-ended subject for research. In the years to come, will humans take robots that question their practical or moral judgments seriously?

・reject-拒否する
・command-命令
・open-ended-終わりのない
・subject-主題・問題
・question--疑問を持つ(動詞)
・practical-実践的な
・moral-モラルのある・正しい

 
主要な単語の意味を確認しましょう!

そして、再度文章を読んでみてください!

何となく言っていることが分かってきたかと思います!
ただ、正確に意味を取れるかというと、、、、
ちょっとまだ自信が無い方もいるかもしれません。

(2)文法力

単語の意味がわかっても意味を正確に取れないのは
文法が理解できていないためです。

 In the years to come, will humans take robots that question their practical or moral judgments seriously?

例えば、will~の文だとS(主語)はどこまでで、that節はどこまでなのか、theirは何を示しているのかという文構造がわからないと上手く意味がとれません。

文法の知識があれば、
「S take O seriously」 は ”O(目的語)を真剣に扱う” みたいな意味になる。

そして、thatっていうのはここでは関係詞節を作っていて
関係詞節というのは名詞を説明しているだけなんだと
知っていればこのように分解できます!

Will humans take robots seriously?
人間はロボットを真剣に捉えるだろうか?

that~というのは、
どんなロボットか説明している関係詞節(形容詞節)ですので

robot that question their practical or moral judgments
人間の現実的で道徳的な判断を疑うロボット

とロボットを修飾します。

つまり、、、
will humans take robots that question their practical or moral judgments seriously?
人間は人間の現実的で道徳的な判断を疑うロボットを真剣に捉えるだろうか?

となります。

ちょっと長くなりましたが
このように語彙力と文法力があれば文章を読解することができます。

改めて、リーディングで意味が理解できないのは「語彙力」「文法力」が足りていないからです。

2. 「速く読めない」

TOEICのテストで時間内にリーディングが解ききれず
最後は塗り絵になってしまった、、みたいなことが起こると
「リーディング力が足りない!」と感じますよね!

俗に言う速読力と呼ばれるものですが、
英文を早く読めない原因は2つあります。

(1)精読できていない
(2)返り読みをしている

この2つが起こると、文章を速く読めなくなります。

(1)精読できていない

当たり前ですが、
ゆっくり読んでも意味が取れない文章は速く読んでも意味が取れないです。

できるだけ速く次の文章を読んでみてください。

「絶対確実な真理の存在を追求するために疑わしいものを全て排除するとしても、全ての存在を疑う私自身は絶対確実に存在する、という事実だけは排除できない。したがってそれこそが真理である」  ルネ・デカルト

Wikipedia 「ルネ・デカルト」より(https://x.gd/oJLBR

有名な「我思う、故に我有り」というデカルトの言葉の説明ですが、
ゆっくり読んでも「・・・?」となってしまいますよね。。
なので、勿論速く読んで内容を理解することは難しいですよね。

一方で、こちらもできるだけ速く読んでみてください!

ワクチンを接種することで、わたしたちのからだは病原体に対する免疫を作り出します。ただし、通常の感染(自然感染)のように実際にその病気を発症させるわけではなく、病原体の毒性を弱めたり、無毒化にしたりして、コントロールされた安全な状態で体内に免疫を作るのです。

ワクチン アジュバント 研究センターHP より
(https://x.gd/WPdcQ)

ワクチンの説明ですが、1つ目の文書よりは
比較的速いスピードで読める&意味を理解できたのではないでしょうか?

以上の通り
前提として「ゆっくり読んで意味がわかる(精読できる)→速読できる」
という関係になっています。

前提として、「精読できる文章=速読できる文章」である、と言えます。

(2)返り読みをしている
速読できないのは、これがネックになっていることが多いです。

「返り読み」というのは
英文を訳すときに後ろから和訳してしまうことをといいます。

例えば、、

The company’s one year anniversary event will be held at the park.
その公園で / その会社の1周年記念イベントが / 開かれるだろう。 

綺麗な日本語訳ですが、英語の順番で読んでおらず、一度最後まで読んで
後ろから意味を取っていくという2度手間が起こってしまっています。

返り読みをしても精読はできるかもしれませんが
それだと読む速度はあがりません。

英文を読むときは、、

The company’s one year anniversary event/ will be held / at the park.
その会社の1周年記念イベントが / 開かれるでしょう / その公園で。

前から精読できるようにしていく必要があります。

前からチャンクで文法的な区切りをつけて読んでいく
「チャンクリーディング」と呼ばれたりもしますが
単純に英語を英語の順番で読みましょうということです。

英語の文法構造が分からないと、どこまでがチャンクなのかもわからないのでここでも文法の知識が必要になりますね!

前から精読していくスピードを上げる→速読できる」 です。

改めてまとめると、

リーディングのスピードが遅い人は、、、
1.精読できない
2.返り読みをしている
 


リーディング力を効率的に上げる方法

ここまで読んだ方は、
「リーディングは4技能の基礎である!」
「リーディングができない原因がわかっている」
状態かと思います!

そうでない方は、もう一度戻って読み直してみてください!笑

それくらい重要です!笑

じゃあ、どうやってリーディング力を高めていくかというと、、

①「文法」を学ぶ
②「語彙」を学ぶ
③「チャンクで意味を取りながら英語の語順でたくさん精読」する(多読)

これだけです!

この3つができれば誰でも、リーディング力が上がります。

文法書を買って読んでみるでもいいですし
単語帳を買ってひたすら覚えるでもいいです!

ただ、がむしゃらにやるより効率的な方法があります!
またの機会に、下記それぞれの最効率の学習方法をお伝えしていきます!

以下、Coming soon…..
・最効率の文法学習の方法
・最効率の単語学習の方法
・最効率の多読の方法

長くなってしまいましたが、、、

まとめ

  • リーディングは4技能の中でも学習優先順位が高い

  • リーディング力を高めるには、文法力・語彙力をつけて、英語の語順でたくさん精読をする

これが最も近道です。

英語学習は全然難しくないです!

難しいのは、、、、
正しく効率の良い方法で学習を継続していくモチベーションを保つこと
だけです!

英語を身に付けて、その努力と時間をマネーに!

MONEY ENGLISH コーチ 
Kazuki


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それでは、また次回の記事で皆さまに会えることを心より楽しみにしています。

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