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円安ってなに?今、どう対応するべき?

今年に入り『歴史的な円安』『円安が加速!』など、円安のニュースが頻繁に入ってきます。そのたびに、不安になるけど、どう対応するべきなのかわからないことってないですか?

  • ドルを持つのがいいとは聞くけど、どうやって持つの?

  • 日本に生活しているのにドルなんて持ってて意味あるの?

  • 実は…円安がよくわかんない!!

そんな方へ、円安の基礎から対応するべきことまでまとめました。

円安と円高(基礎基本)

「1ドル120円から1ドル140円になっているのに円安?それって、円高じゃないの?」と思ったことありませんか。 円安・円高とは『円の”価値”が高くなったか、安くなったか』ということです。 120円・140円といった数字は”価格”であり、”価値”ではありません。 例えば、海外旅行をするとき,10,000円をドルに換金(かんきん)する場合 ・1ドル=125円のとき→80ドル ・1ドル=100円のとき→100ドルとなります。

円安とは

外国のお金に対して円の”価値が低くなること”を「円安」といいます。 1ドル=100円→125円になった場合 先程の例えだと、1ドル100円のときと比べると、換金したドルは(100ドル→80ドル)少なくなりました。 つまり、「円の価値が低くなった」ので、「円安」ということになります。

円安のメリット/デメリット

円安になることで私達日本のメリットは

  • 日本から海外へ輸出する製品の価格が下がるので、輸出産業が好調になります

  • 円以外の外貨資産を持っているとその価値が高くなります

デメリットは

  • 輸入コストが高くなるので、輸入業には痛手

  • 海外旅行の費用が高くなります


円高とは

円安とは反対に、外国のお金に対して円の”価値が高くなること”を「円高」といいます。 1ドル=125円→100円になった場合 先程の例えだと、1ドル125円のときと比べると、換金したドルは(80ドル→100ドル)と多く換金できました。 つまり、「円の”価値”が高くなった」ので、「円高」ということになります。

円高のメリット/デメリット

円高になることで私達日本のメリット

  • 海外の商品が安く買える

  • 海外旅行の費用が安くなる

デメリットは

  • 外貨でのお給料の場合など、海外で得た外貨を円に変えると減ってしまう

  • 外車やブランド品が高くなってしまう


今の日本は円安?円高?

今の日本の現状は”円安”です。ということは、円の価値がどんどん下がっています。 2023/10/15現在で1ドル=149円。 2年前の同日は1ドル=114円。 この2年で円の価値は30%も下がり、円安が急速に進んでいます。 実際、円安と言われても、海外旅行なんて頻繁に行くわけではないし、生活への影響はそんなにないと感じている方も多いはず。 ですが、円安になると、日本に住んでいるだけで生活への影響は大ダメージなんです!

円安が進むと私達の生活は?

海外旅行に行かなくても、円安の影響は私達の生活に大きなダメージもたらします。 なぜなら、日本という国は食品だけで、6割輸入に頼って生活をしています。 例えば、小麦。 2年前は1キロ114円で購入(輸入)できたのが、今は約150円も出さないと購入(輸入)できないということです。 そうすると、パン屋さんや洋食店のパスタなど仕入れにかかる費用が高騰します。 原価が上がるということは、販売価格も値上がりするということです。 日本は、食品以外にも、エネルギー源や衣類資源なども輸入に頼っている国です。 ということは、円安が進むと、生活費が圧迫されてくるということになるのです。


すぐにできる円安対策は?

今すぐできる円安の対策。それは… 『外貨を持つこと』です

  • 外貨預金をもつ

  • 外国債権をもつ

  • 金をもつ

コレしかありません!

外貨預金

外貨預金とは、米ドルなどの外国の通貨での預金のことです。 国内の銀行でも取り扱っていますし、ネットバンクでも気軽に口座開設できます。 ただし、為替のリスク。円を外貨に、外貨を円に換える際に為替手数料がかかり、金額は金融機関ごとに異なります。外貨預金をするなら、金利だけでなく為替手数料も比較して金融機関を選ぶことです。

外国債券

米国国債など外貨建ての債券は、日本の国債や社債よりも高金利だったりします。 為替リスク、債務不履行リスクはありますが、外貨ベースで考えると、元本割れのリスクはありません。国債などであれば、比較的低リスクです。 外国債券は販売期間や取り扱う証券会社が限られているので、情報のとり方を間違えないようにしてください

金を持つ

昔から、金のような現物資産は資産分散の必須アイテムといわれています。 また、「有事の金」とも言われるとおり、2022年2月のウクライナ危機以降、金の市場価格は急上昇しています。 ただ、金を購入しても利息が得られるわけではなく、急激な経済変化の時に資産の目減りを避ける役割が大きいと言えます。そのため、資産の一部に金を保有するのは、リスク分散として有効といわれているのです。 まとまった資金がなくても、「純金積立」なら1,000円から始められるネット証券もあります

まとめ

今の経済状況を見ても、当分、円安は続くと考えられます。 輸出関連企業にとってはメリット大の円安ですが、私達にとってはマイナス要因しかありません。 円安によって物価の高騰がどんどん進むと、毎月の出費は増えますし、現金や預貯金の価値もどんどん減ります。 円安対策としては、資産の一部を外貨資産で持つことです。

  • 円安/円高とは円の”価値”が下がる(安くなる)か上がる(高く)ということ。

  • 円とドルはシーソー関係

  • 円安/円高どちらになったとしても、自分の資産を守るために通貨の分散は大切

最後に
note初投稿でよくわからずトップ画は @ここまろ さんのものを使用させていただきました
https://note.com/studyf


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