マイホーム買って、売ったときの話
・「節税」を第一に押し出すマンションは価値が低い
・投資をするときは、手元に残る価値を考えよう
というお話です。
※大河内薫マネリテ戦略室 Voicy 5月19日放送より
■ ワンルームマンション投資の話
先日、僕のオンラインサロンのメンバーさんが、こんな話をしてくれました。
「ワンルームマンション投資が上手くいっていない。」
「マネーリテラシーを高めていきたい。」
これは本人が悪いわけではなく、お金の教育が無いことによる、マネーリテラシーの欠如が原因なんですね。
ということで、今回は不動産の売り買いについてのお話です。
■ 投資の目的は、資産を増やすこと
ワンルームマンション投資に限らず、「投資商品」の目的は、基本的に投資であり、「資産を増やすこと」です。
もし投資じゃなかったとしても、自分が住むか、オーナーとして貸し出すか。どちらかになります。
ですので、営業マンの売り文句として、「節税」が第一声に出るマンションは、それだけで駄目だと分かります。マンションとしての価値を前面に押し出せないから、節税という言葉で隠しているわけです。
これは、冷静に考えれば誰でもわかることです。でも、商談の場で上手に言われてしまうと、引っかかってしまう人が多いのも事実です。
■ マンションで重要なのは、手元に残る価値
マンションに投資をするということは、「懐から出す金額」と、「手元に残るマンションの価値」の2つが生まれます。そして、マンションの価値が高くないと、基本的には失敗です。
手出し5000円を30年間ずっと払えば、
最後にはマンションが手元に残りますよ。
みたいな案件も、重要なのは手元に残るマンションの価値です。30年後、そのマンションの価値がゼロ円だったら、全く意味が無いわけです。
■ 営業マンが強く推すマンションは、微妙
そもそも、営業マンがゴリ推すマンションは、手数料がいろいろ乗っていて、価値に見合う金額ではないことが多いです。
そして、「ゴリゴリ」の象徴として、「節税」がよく使われます。「これ節税になりますよ」なんて言ってくる商品は、あまり良くありません。
不動産全般に言えることとして、普通の買い物と一緒なんですよ。
3000万円支払ったら、3000万円の価値が手元に残らないといけないわけです。
もちろん、その家に対し、何かしら強い思い入れがあるのであれば、その感情にお金を出すのは問題ありません。3000万円を支払い、2800万円の価値しかないけど、とても思い入れがあるんだと。その差額200万円を、自分で説明できる場合はいいんです。
でも、「なんとなく買ったものが、支払い金額以下の価値しかない」というのは、失敗でしかないわけです。
■ 高額商品ほど、騙されやすい
さて、ここまでワンルームマンション投資の話をしてきましたが、金額が小さければ、間違いは起きづらいんです。
3000円を支払って、1000円の価値の物を買う
これって、あまり無いんですよ。身近な金額なので。
一方、マンションのように高額になると、急に分からなくなり、ぼったくられることが出てきます。特に独身サラリーマンの方、注意しましょう。
また、似たような体験談はネットに転がっています。もし、そのような営業が来た場合は、十中八九微妙だと考えて、十分に調べてみましょう。
■ 僕がマイホームを買った話
最後に、僕の自宅を買った話を紹介します。
2011年ごろ、僕もマネーリテラシーが高くなかったころ、住みたいと思ったマイホームを買いました。
おそらく数千万円したんですが、当時、たまたまリーマンショック直後だったんですね。なので、僕の力ではなく、たまたま安く買うことができました。
そして、5年間住んだ後、購入額と同じ値段で売れました。
基本的に、購入時と同じ値段で売れる物は、買っても損をしません。ただ僕の場合は、本当にたまたま社会情勢的な運が良かっただけですね。
なので、マンションの購入については、自宅だろうが賃貸だろうが、本当に気を付けて欲しいと思います。
■ まとめ
さて今回は、
マイホームを買って、売ったときの話
・「節税」を第一に押し出すマンションは価値が低い
・投資をするときは、手元に残る価値を考えよう
という話をしてきました。
今後も毎日noteを更新していきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
じゃあね!
大河内薫マネリテ戦略室
▶️ https://bafs-style.biz/monelite88n
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