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野に咲く花のようにおにぎりに吹かれて~

タイトルひっど・・・

いやいやおにぎりと言えば
「山下清」だし
山下清といえばこの歌

山下清の
「おにぎりが食べたいんだなぁ」
の名言とともに有名なこの歌を口ずさみながら

今日も私は炊きたてのごはんで
おにぎりをむすんでいた。

基本私のおにぎりは
変な所に具材をのせる
癖のあるスタイルだ。

今日は栄養たっぷり五穀米のおにぎりだ。

こちらは五穀米に
「たくわんかつお」というふりかけをまぜ
その上に大胆にたくわんを置いただけのやつ。

こちらは・・・・・

皿、間違えたな。同化している

それはともかく
五穀米に「ゆかり」を混ぜその上に
大胆にでっかい梅干しをのせたスタイルだ。

なんか見た目が

笠地蔵

にも見えなくはないがとっても美味しい。


ところで、みんな
よく巷である質問ではあるが

明日、地球が終わるとしたら
最期に何を食べたい?

私はこの質問に対して問答無用でこう答える

炊きたてのごはんでむすんだ「おにぎり」と「豚汁」

まぁ、明日自分が死ぬことが分かってて
ごはんが食べれる程の心の余裕と
胃のコンディションを保てる自信はないが
きっとそうなればこれを選ぶ。

豚汁についてはまた今後どこかで話すとして
なぜ「炊きたてのごはんでむすんだおにぎり」かというと

「おにぎり」が美味しいのはもちろんだが
「作り手の愛情」が1番ダイレクトに伝わる料理だからだ。

よく考えてほしい。
別に炊きたてのごはんであれば
そのままお椀で納豆やお漬物などと食べたって

それはそれはとっても美味しい。

でも、みんな経験はないだろうか
誰かが手でむすんだおにぎりを食べた瞬間
とっても「ほっとする」感覚に陥ったこと。

もちろん
「お米の糖分」が心身に影響を与えていることもあるだろうが

「むすんだ人の思いや愛情」
を無意識に感じとっているのではないか
と私は思うのだ。

さっきもいったように
何もしなくても充分美味しいものを

わざわざ、火傷しそうな熱い思いをしてまでしてむすんでいる。

むすんでいる側はきっとその時
誰かの顔を思い浮かべてむすんでいるはずだ。

私は山下清を思い浮かべてたけど
そんなのは少数派の変態だけだ。

だからこそおにぎりが出てきた時は
作られた側は愛されていると思って
感謝するといいと思う。

まぁ、おにぎりじゃなくても感謝してあげてほしいが。

気になったのでおにぎりの語源を調べてみた。



おにぎりは鬼を切ると書いて
「鬼切り」という。
昔、鬼退治に握り飯を投げつけた民話もあることから
鬼を切るで「おにぎり」の言葉ができたようだ。
鬼退治の道具だったこともあり
魔除や厄払いの効果があると伝えられていた。


また地域によっては「おにぎり」を「おむすび」とも呼ぶが
ついでにそちらも調べた。

「お結び」は漢字の通り
人と人との良縁を結ぶという意味から
縁起が良いものとされていたようだ。
ちなみに、『古事記』には
「むすびの神」という神様が登場する。
万物の生みの神とされていて
この神の名前が由来とされる説もある。

成る程、おにぎりってやつは

こんなにも昔から人々の思いを繋いで時代と共に歩んできた食べ物だったのか

と気づいた。
思いがつまっているからこそ
手間をかけるのだ。

これからも後世にずっと伝えたい
愛すべき日本食である。


そういえば最近知ったが
ただ今、こんなチャリティーイベントをやっている。

#OnigiriAction
#OnigiriAction2021

↑このハッシュタグで自分の作ったおにぎりをSNSで投稿すると
1投稿につき5食分の温かい給食が
アフリカやアジアの子どもたちに届くという

チャリティーイベントだ。

もちろん、私も投稿したが

こうやって大好きなおにぎりが
また人々の思いを繋いで
世界の子どもたちの役に立っていると思うと

とってもおにぎりって奥深いものに感じるのだった。

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