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滾る 鈍る 認める

感覚の鈍りは社会の洗礼なのか、自分の問題なのか。

新社会人一か月目は秒。

本当に一か月分の時間を過ごしたかな?と感じるくらい、今月は短く感じた。平成最後の4月とか、どうでもいいくらい。

人生の高速道路に乗っちゃたな、というかんじだ。

新社会人のもんちゃんは、”秒”で終わったこの一か月で3つの感覚を得た。

滾る、鈍る、認める、3つである。

滾る

(ヨルダン、ワディラムキャンプにて、2018年2月。)

私はついに、社会に出た。
大学時代には想像もしていなかった、
五日間連続7時台起きチャレンジ×4週。

少しの夜更かしが命取り。
大学時代は遊んで来なかったので体力がない。

なのに色々やりたい。妥協はできない。

新社会人の傍ら、大学時代の後輩2人といっしょに個人出版のマガジンを作った。実はつい先ほど、印刷会社へ本誌のデータを入稿したばかりである。

※このマガジンは、5月18日(土)・19日(日)に東京都中目黒で開催されるMOUNT ZINE主催のイベントにて出展、さらに5月26日(日)にはロサンゼルスのL.A. Zine Fest 2019にも出展、販売される。 タイトルは 『Un (  ). Vol.1 Jordan』。学生時代のヨルダンでのフィールドワークが、本誌制作のきっかけだった。ヨルダンが直面する問題、現地で出会った美しい人々、景色を忘れないために作ったマガジンである。( ご興味のある方はぜひお声がけください、ご案内させて頂きます。)

この活動のため、お昼休み中にせっせと作業をしたり帰宅後にもデータチェックを夜遅くまでしたり。時には徹夜までし、体力がないわりにガッツを見せた一か月だった。

これは新社会人としての新たな船出に際して、滾っていたからできたのかも。なんて思うと、今後が恐ろしい。

どんどん体力がなくなり、こんなに精力的になれることはないのではないか、と思うのだ。現に、データ入稿を無事に終えたところまでで息切れの状態である・・・。

鈍る

(香港島の廃墟。2018年9月。)

私は気がついてしまった。

鈍った。社会人になって2週間目半ばで感じたものだった。

この感覚がくるのは予想以上に早かった。

学生時代に有り余る時間で哲学をして遊んでいたのに、急にそのための時間が減ったからだった。社会人として吸収すべき情報が多すぎて、自己との対話や社会に対するナナメなものの見方をする余裕がなくなった。

たまに社会に飲まれそうになる自分を見つけて、アブナイアブナイ、と冷や汗をかく瞬間も。

ものすごく寂しくて、怖くなった。

決して、社会が悪い!と言いたいのではない。

自分のキャパの小ささを恨んでいるだけだ。

忙しさに負けて、「新卒」という社会人の人生軸の中で一番暇だと言われる時期に自分を見失いそうになるなんて、自分はなんて弱いのだろう。

そう感じたことが最も悲しかった。


認める

( 香港島、ストリートブッディズム。後ろのアートと上手い具合に共存している。2018年9月。)

ま、そうはいっても

こんなことを書けちゃっている間は、まだそんなにやられてない。

客観的に自分の感情を分析できている。そう捉えて、生きるしかないゾ。

しかも、この鈍さは、大容量のデータを読み込もうとしているときのPCの動作が遅くなっちゃうのと一緒で、それさえを乗り越えればどうってことなかった、サクサクっとキレを取り戻すのかもしれない。

この時期には仕方のない犠牲なのかもしれない、と諦めることがえらいのかえらくないのかはわからないが、鈍っていることを事実として認めるという潔さが身についた。

この潔さは今後の人生を効率よく過ごすための偉大なツールとして生きてくるに違いないのだ。

( 入社25日目の弁当。汚い。)

入社後は休日に大量の作り置きをして、平日のお昼にすてきなお弁当を持っていくのが日課である。

新社会人一人暮らしを、精一杯に頑張っていると思う。

たまに時間がなくてやる気がない、そんな日に
汚弁当を作ってしまう自分を認めることも大事だ。


信念は殺さず。赤さんの如く、満足するまで訴える。

いくら社会に揉まれようが、私の中の軸や信念は絶対に汚されたくない。

この聳え立つ頭髪のように、真っ直ぐに生きるのだ。

しかし、人生の先輩が口をそろえて私を脅す。

これから先、理不尽なこと、不条理なことが嫌というほど起こる。その時は黙って飲み込む必要がある。そうすれば円滑に事が進む。

と。

・・・。

マジで言ってる?

人生ハードゴーイングすぎか。すみません、私ネオ世代なので。

でも、そんな訳の分からない社会のなかで、いかに自分を保てるか、である。

私は間違いを間違いだというし、そういった指摘ができるよう日々感度を高めたい。

誰かを無意識に傷つけるなんて絶対にしたくないし、自我を殺して無感な人間になるなんて、ダメ的 絶対ー!

はんたーい!ワー!!!


(ある程度のルールは守るつもりだし誰にも迷惑はかけないのが前提だよ。)

えらくなろう

( 中華圏財閥の跡取りのような貫禄を備える、赤子時代のワタクシ。偉そう。)

しかしながら、今はまだペーペーの新卒なのでデカいことを言ったところでまったくもって影響力がない…。

むしろブラックリスト行きのシナリオ。

だから、早く仕事ができるようになって周りからの信頼を獲得し、影響力のある人間になりたいなと思て〼。

自分には課題ばかりだから人の倍の量、倍の速さで経験を積むしかないのだが。


総括:社会はなかなか甘くない!社会人は思っていたよりも、時間に余裕がない!鈍りも成長過程なのかもしれない!


来週はついにおニューなエラ、ビューティフルハーモニー令和。

個人の美しさが共鳴する素晴らしい時代になりますように〜


またらいしゅうー!

#令和 #平成最後のnote #さようなら平成 #ウチらの青春 #社会人一年目の私へ
#新社会人 #ネオ世代 #働き方




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