歴史と未来がある島
暗い洞窟の向こうに、エメラルドグリーンの海が広がって、その奥には島が見える写真・・「千座(ちくら)の岩屋」という場所です。フォローしているTABIFREEEEEEKさんは、いつも息を呑むような絶景の写真を見せてくれます。
写真の説明は、鹿児島県となっていますが、正確には鹿児島県の種子島。この岩屋は種子島にある景勝地です。
僕の母の故郷は、鹿児島県の離島、種子島です。この岩屋も、島の海岸にあって限られた時間だけ中に入ることができます。
不思議なもので、自分自身で「たねがしま」とはっきり言えるようになった(技術的ではなくて精神的な理解というか・・)のは、小学生の高学年になってからでした。
種子島と言えば・・・日本における鉄砲伝来の地として、とても有名な場所。鉄砲伝来の歴史を紹介している資料館が市街地にありますが、とてもチープな人形劇があってほのぼのします(笑)
船が着いたとされる島の南端には、石碑が立っています。水田のそばに砂浜があって海と近い不思議な景色が見られる場所でもあります。
そして、日本と宇宙を繋いでいるロケット打ち上げ基地(射場、しゃじょうと言います)がある島です。射場は、白い砂浜の先に緑の森と海を背負っている場所にあり、その景観の良さから「世界一美しい射場」とも言われているとか。
僕は全く経験がありませんが、サーフィンも盛んな場所で、いい波がくるそうです。島なので海に囲まれているわけですが、場所によってその浜の様子が違うのも特徴的です。
隣の屋久島は高い山が島になっている印象ですが、反対に種子島は比較的平ら。あまり旅のガイドブックには紹介されにくい種子島ですが、個人的には島を一周するのものんびりしていて楽しいです。
下の写真は、別の海岸から見た射場の写真。岩の間に見える発射台が印象的です。海水浴もできますが、市民プール・・いえ町民プールもあります。なかなか大きいスライダーもあって、子どもが大きくなったらまた遊びに行きたいなぁと思っています。
僕が幼い頃、種子島は夏休みの定番でした。子どもなので、祖父母の家の周りでしか遊べないのですが、特別な時間でした。数年前まで、種子島ロケットマラソンという名の、宇宙センターから市街に走るマラソン大会があったのですが、ついに走れずに終わってしまいました。
種子島で撮った写真を探していたら、まだ上の子が小さい時に家族で行った写真が出てきました。飛行機を乗り継いで行く旅、子どもと一緒だとちょっと大変ですが、街とは違う空気や景色は子どもたちにも魅力的なようです。
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