見出し画像

子が描いた絵のこと

以前、こんな記事を書いた。子が通う絵画教室で描いた絵に、とても驚かされ、感じ入ったのだ。

褒めまくりつつも、ご自分の考えを押し出す先生の指導と相俟って、子どもの思いが見事に描かれている作品が生まれたのだった。まずは、こちらの投稿を読んでいただけたら。

この投稿のコメント欄には、その絵を観たい、という嬉しい要望が書かれていたこともあり、仮に何か賞をもらったりしたら、本人の了解を得て、noteに書いてみても良いかもなぁ・・などと皮算用をしていた。


その皮算用が、なんと現実のものとなった。

子の作品が「努力賞」をいただいたのだ。

正直、規模感の分からないコンテストではあったものの、賞は確率論ではなく、間違いなくどなたかに選んでいただいてもらえた証である。

展示されている時に、なにがしかの賞をもらったようだと噂に聞いていたが、正式に分かったのは、絵画教室で作品が返却された時だった。

子は、先生やその場にいた大人に拍手してもらい、嬉しそうな表情を見せた。自分の絵が、誰かに認められるというのは、きっと嬉しいはずだ。副賞に図書カードをいただき、これもまた励みになったと思う。

本人の了解を得たので、その作品を紹介したい。

作品の下部に学校名や本人の名前があるため画像を切り取っている。中心がズレてしまい不安定になってしまうがご容赦いただきたい。

コンテストのテーマは「わたしが、いまハマっていること」だった。この絵は、ほんとうに“今しか描けない”作品になった。絵の具を楽しく使う発想もまた、背景を明るくする助けになったはずだ。

僕が個人的に好きなのは、背景の色遣いと姉妹2人の横顔だ。横顔が、うまく描けていると思う。シャボン玉をしている子どもの横顔など、僕には描けないだろう。


ふと、子が字を書き始めた時のことを思い出す。大きくて拙い字でいくつかの文字を書いていたが、とりわけ多かったのは「だいすき」だった。

それは本人の思いを文字にしたメッセージで、当時は同じことを書いた紙を何枚ももらったものだ。やがて、書ける文字が増えてきて、あいさつや好きなもの、キャラクターの名前、セリフ、色々と書いていた。

書くことで字が上手くなり、小さく書けるようになり、長い言葉も書けるようになった。

絵を描くことも、それに似ているような気がする。技術として様々なことを吸収しつつ、実践しながら自分の描きたいものが描けるようになって、それが誰かに届く、今回はそれを強く感じた作品だった。

描きたいことが描ける、そのために練習したり知識や技術を習得することを楽しんで欲しいなと思う。絵が上手い、という基準は人それぞれだけれど、何が描かれているのかが分かる絵が描けることは実はかなり難しい(と僕自身は思う)。

美しいと思ったもの、楽しい気分になるもの、好きなもの、嬉しい気持ちなどを、もっともっと描いて欲しいなと思う。


#絵 #おめでとう #子どもの成長記録

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 これまでの記録などhttps://note.com/monbon/n/nfb1fb73686fd