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父からのひと言
こうして毎日のように、自分のことごとを書いていたりすると、読み手はどう思っているのかな・・と思う時があります。
日々、いくつものスキをいただいて、過去の記事も読んでいただいているけれど、読み手の人は楽しんでくれているのかな・・なんて。
そんな時、バトンリレー企画が回ってくると、やはり嬉しくなります。企画とは、リレーのバトンのように「このテーマで書いて!」と依頼が来るのです。「もつさんのエピソードが聞きたい」なんて言われると、イチコロ(チョロい笑)。
瑞々しい感で言語化されていて、読後感の爽やかな作品が特徴的な”鮎太さん”(小声:勝手ながら後輩のような存在だと思っている方)からバトンをいただきました。バトンリレー企画の重鎮”チェーンナーさん”の主催。ありがとうございます。
こちらが、チェーンナーさんの企画。2020年の「よみがえる遺産」にも参加させていただきました。一番読まれた投稿を再度紹介するというものでしたが、2週間くらい前の投稿で、”蘇り感”が薄かったのが申し訳なく・・印象的でした。
〜心に残るあのエピソード〜
僕が結婚を決めたのは、彼女と付き合い始めて3ヶ月が経った時でした。
長いこと「彼女いない歴=年齢」だった僕にできた初めての彼女が、今の妻です。
結婚を決めて、次にやることは両親への報告でした。
当時、父の実家では介護が始まりつつあって、早期退職をしていた父は、実家のある北陸の地まで数日間通うようなことを繰り返していました。
僕も結婚報告なんて初めてのことだったので、両親が揃った時でないと・・と日程を調整しつつ、その日を待ちました。
父が帰ってくるその日、僕は職場の近所にある成城石井で「モエ・エ・シャンドン」を買い、家族で行ったイタリア旅行のお土産として購入した”ベネチアングラス”とともに冷蔵庫で冷やしていました。
冷蔵庫に見慣れないお酒が入っているのなんて、すぐに見つかってしまうわけで。母の「なんで?どうしたの?」という質問に「まぁ、ちょっとね・・」と苦しく時間を過ごしました。
夕食後、いよいよ両親が揃いました。
「ちょっと、ふたりに報告したいことがあって・・」
そう切り出すと、妙に緊張してきました。結婚は僕が決めたことですし、許可を得るとかそういうつもりではないはずなのに、ちょっと不安にもなってしまったのです。
「僕、結婚することにしました」
「・・・・え?・・・今、なんて?・・」
それもそのはず、僕は彼女ができたことも、彼女がどんな人であるかも、何ひとつ両親には伝えていませんでした。両親にとって、それはまさに晴天の霹靂のような(本質的には悪いことではありませんが)、衝撃的な告白だったのです。
父は、僕の報告を聞いて、驚いた表情をしたかと思うと、
すぐに真顔になって聞き返してきました。
「それって、結婚・・結婚”詐欺”・・なんじゃないか?大丈夫か?ほんとうに?」
もともと、僕が人付き合いが上手でないことは、両親としても心配していたのを別の機会で聞いていました。だから、彼女ができるのだろうか・・という心配はしていたのかも知れません。よもや、それを通り越して「結婚します!」なんて言われるなんて・・。
この父からの質問にひとしきり笑ったのち、ここに至るまでの経緯を話し、彼女の素性を紹介しました。小学校の同級生であることを知って、またやや不安な表情になりましたが(笑)、慎重な僕の性格を知っているからこそ、納得して、結婚を喜んでくれたのでした。
このエピソードは、披露宴でも映像にして、ゲストに笑ってもらい祝福してもらいました。今でも夫婦で語り草になる「結婚詐欺なんじゃないか発言」は、これからも詐欺にならないようにお互いに気をつける”いいクスリ”になっています。
読んでいただきありがとうございました!
やっぱり結婚絡みの話題は、ちょっと恥ずかしい!
ルールでは、バトンは最大2名とのことですので、お忙しいと思いつつ、もし可能でしたら受け取っていただきたい。ご家族のことやご自身のこと、温かな視点と確かな筆致が共通している方・・・エピソードをぜひ読ませてください。
ほのパパさん・・お子さんの”成長記録”兼”父親で良かったこと記録”な投稿に癒されます。女の子って可愛いんですよねぇ。
すず太郎さん・・日常がエピソード、歩くエピソードな奥様(失礼しました・・)の、どうでもいい話(失礼すぎる・・)、どうかひとつお願いします。
どちらも事前に確認していないため、驚かれること必至ですが、どうかご寛容になさっていただけたら・・書けない時はこっそり教えてください。この投稿を改ざ・・修正いたします。
(バトンを握る手をいっぱい伸ばしながら)
よろしく、おねがい、しまーーーーす!!
鮎太さん、チェーンナーさん、素敵なバトンをありがとうございました!
#心に残るあのエピソード #バトン #企画参加 #結婚 #心配 #笑い話
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