シンプルに暮らせるか #書もつ
シンプルに考える、シンプルに話す、シンプルに生きる、シンプルに・・シンプルがもてはやされて、シンプルこそ善なり、みたいな発想が叫ばれていた時代はもう昔のことかも知れません。
シンプルってなんだろう、と考えていた時に出会った作品。
日本の伝統的な暮らしをフランス人の視点で切り取って、美しく生きることを唱えている作品。
シンプルを極める
ドミニック・ローホー
さらりと読めるのに、それはいわゆる外国人が書く日本礼讃でもなくて、うまくいえないけれど、暮らしの家庭教師というか、自分でもこれならできるかも・・と思えることが書いてあって。
この筆者は、シンプルを切り口にさまざまな作品を書いていて、どれもエッセイ風の暮らしを切り取ったような優しい語り口。
女性が書いているから、スキンケアのような項目は男性が真似しても大丈夫だろうという発想で、僕も筆者の書いていたことを実践してはや数年。当時は、毎朝洗顔に時間をかけていましたが、今ではさらっと終えることができて快適です。
別の作品では、リスト化することの有用性なども書いてあり、この投稿を書くにあたって、色々と読み返したいと考えてしまいます。僕の暮らし方を、少しずつ変えてくれたのは、この筆者だったなぁ・・と気がつくのでした。
快適な暮らしのためには、何かを「やらない」という発想と、「前もってやる」という視点が必要なのだと気がつく・・のですが、それを実践したり継続できるかは自分次第。
考えすぎてしまう自分と、何も考えていない自分、シンプルはどちらにもあるのかも知れないと思うと、少し楽に暮らせそうです。
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