読んだ先に感じるもの #書もつ
戦争、が厭に身近に感じる世界になってしまった。“なってしまった”のか、“してしまった”のか、責任という言葉の行き先もいつだって曖昧だ。
戦争を描いた作品は、どれも気が重い。大抵、人が死ぬからだ。元気に明るく、読んだら生きる気力が湧いてくる!…そんな作品などないのではないか。
しかし、季節柄、そして自分の知識や考えの素材として、戦争を知っておくべきだと思う。書かれていることは真実ではないとしても、やはり言葉で読んでおきたいし、気になる作家さんの物語というだけでも、大いに動機