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勉強法、その前に #書もつ

脳科学と聞くと、人間の脳の限りない能力とか、まだ全体の一部しか解明されていないとか、運動すると育つとか、ギフテッドやら、はたまたスピリチュアル系の話題までさまざまな話題がある。

そんな脳科学を、分かりやすく、そして実践的に解説したのが、この作品。いま取り組んでいる僕の勉強のやりかたも、この作品のおかげで、気が楽になった。大変だけれど、なるほどなぁと実感できる日々だ。

一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方
加藤俊徳

大人になってから、記憶力が落ちたとか、勉強しても身に付かないとか、勉強そのものへの苦手意識とは違う“残念感”を持ったことがある読み手。

そりゃ若い頃だってすっと覚えられた訳ではなかったけれど、勉強した分だけできてたじゃないかと、何となく懐かしさを覚えてしまう。

しかし、大人になると時間もないし、教えてくれる人もいない。さらには能力まで下がっているなんて…!と嘆きながら勉強を始めようとして、書店でこの本を見つけたのだった。

勝手に脳の所為にしていたが、問題は勉強法であり、勉強する環境であった。むしろ伸びしろがあるのが“大人脳”なのだとか。大人脳だからこその考え方に、目の前が明るくなった。

脳の機能を、それぞれ分かりやすいキャラクターに仕立て、そのキャラ同士の組み合わせで記憶へと繋いでいく、その説明の手順に惚れ惚れする。さまざまな情報がある中で、必要なものだけをさらに磨いて書いているのだろう。言葉も分かりやすいのがありがたい。

ただ、この本を読んだ目的は大人向けの勉強法を得ることだった。しかし、この本では「たったひとつの正解」は教えてくれない。

そもそも脳の性格は個人差があることに立脚し、得意な感覚を活かした方法を紹介してくれるのだ。得意な感覚、なんて曖昧な言葉だったけれど、もっと端的にいえば視覚か聴覚である。

僕はこれまで音楽を趣味にしていたこともあり、言葉の意味や音で覚えていくことが多かった。それが、聴覚が優位な状態だ。

例えば「逆さ言葉」を考えた時、文字で考えるのは視覚、音で考えるのは聴覚であり、その傾向が高い方に優位性があるのだそうだ。

だから、僕は耳から情報を取り入れ、何度も何度も同じ動画を繰り返し聴いている。できるだけ手を動かし、盛大に間違えては解説を熟読する。

主に法律の勉強をしているのだけれど、法律なんてたいして変わらないはずなのに、何で毎年のように発見があるのか。すっかり忘れていたこともあるし、興味がなかったこともある。

大人になると、知的好奇心みたいな漠然とした興味が奥底にあって、そこにつながるとスルスルと楽しめることにも気がついた。

しかし時間がない。だから、noteは控えめになる。もし勉強するなら、この本をまず読んでみたら、かなり効率が上がるし、気持ちが楽になる。


手書きでする作業、これもまた脳にいいと書かれていました。緻密な線で描かれる図面もまた美しいですよね。infocusさん、サムネイルありがとうございます!

#勉強法 #大人 #推薦図書  

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