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死にたくて消えたい夜は死ねばいい

死にたくて消えたい夜を、これまで何度経験してきただろう。

悲しくて辛いのに、何が嫌なのか言語化できなくて、言語化できない分、それが涙に変わって溢れてしまう。

誰かに助けを求めたいのに、助けてという勇気はなくて、自分を傷つける行為に走ってしまう。

そんな死にたくて消えたい夜を、私はあと何度乗り越えたらいいんだろう。

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ここ最近は、自分で自分の可愛がり方を覚えて(覚えたつもり、だけかもしれないけど)、感情に飲み込まれることは減ってきた。

でも、心が不安定になりやすいのは性質だから、完全に治るなんてことはなくて、ちょっとした拍子でバランスを崩してしまうときは少なくない。

こういうとき、心の不安定が何からくるのか、何をしたら安定するのか、そんなことは考えられなくて、涙が枯れて意識が飛んでしまうまで、ただただ沈むしかない。

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でも、こういう夜を振り返って最近思うのは、

「死にたいと思ったら、一度本当に死んでみようとしたらいい」

ということ。

死にたいと思って仕方ないなら、手首でも切ればいいし、ベランダの柵に足をかけてもいいし、腹に包丁でも向ければいい。

そしたら大体怖くなって、結局死ねないのだ。

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死にたい死にたいと口に出すやつほど、大体生きることにしぶといし、本当に死ぬやつはふとしたときにスッと死ぬ。

だから私は、死にたくて消えたい夜は、むしろ本当に死のうとしてみることにしている。

これは私のための私の対処法なので決しておすすめはしないけど、もし死にたくて消えたい夜を過ごしてる人がいたら、世界のどこかに同じような奴がいるんだなと思ってほしい。

そして、一緒にその夜を乗り越えたい。

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