期待と依存について
私は今、とてつもなく消えたい。心が、身体が、生きようとしていない。
多分それは、今、ちょっとだけ自分の嫌いな自分が強いからだと思う。
昔から、人の顔色を伺うタイプだった。というより、自分が好きな人たちに嫌われたくなかったがために顔色を伺うタイプだった。
だから、好きな人たちのためにはなんでもできたし、なんでも我慢できた。
でも、自分の好きな人たちはいつだって自分に目を向けてくれるわけじゃなかった。なんなら背を向けてどっかに行ってしまった。そのとき残った感情は、
「こんなに遊んでたくさんおしゃべりしたのに。どうして裏切ったの。」
だったと思う。その事実自体が悲しいのはもちろんあったけど、何より自分が注いだ何かに対して、同等のものが帰ってこなかったことが悲しかった。だから誰かに期待するのはやめようと幼いながらに決心した記憶がある。
でも、やっぱり性根は変わらず、誰かに何かを勝手に期待して、勝手に心血注いでは、勝手に裏切られた気分になって、勝手に諦めてを繰り返してきた。
自分でも超がつくほどのメンヘラだと思う。多分、ホストとかいったら簡単に、ゆあてゃくらいにはなれる。(見たことないけど)
そのくらい依存体質なのだ。友達とか恋人とか家族とか、そんなの関係なしに関係性に依存しやすい。
私の目の前の人には、私以外にも大切な人やコミュニティがあって、私自身も、目の前の人以外にも大切な人やコミュニティがある。至極当然だし、頭ではわかっている。
でも、心が期待してしまう。その関係性と未来に。
だからコミュニケーションや相手の反応に少しでも曇りが見えると、急に不安になって、頭から離れなくなって身体がこわばる。他のことが全く手につかなくなる。
絵に描いたメンヘラみたいに、行動に起こしたり言葉を投げることは絶っ対にしないけど、頭の中はぐっちゃぐちゃだ。
「何をどこから間違っただろう」
「嫌われたかもしれない」
「あのときもっと違うことをしていたら」
そんな答えの出るはずのない思考をぐるぐるしては、自責の念に駆られ眠れなくなる。
こんな奴くそめんどくさいし、気持ち悪いし、何より自分勝手で大嫌いだ。
最近は、こういう私に心が喰われていてしんどい。人より承認欲求が強めなのはなんかもう認めて諦めているが、より欲求に私が喰われている気がする。
人に会いたくないわけじゃない、むしろ最近は新しい出会いもたくさんあってすごく楽しい。でもふとした時に、たとえば今みたいな。1人でいるとき。人と関わった分の反動がそのまま大反省会として帰ってくる。
あのときああすればよかった、あの言葉は適切じゃなかった、もっとこんなふうに振る舞えていれば。そうやってぐるぐる考えては、
「嫌われてたらどうしよう」
に行き着いてしまう。
考えたって後悔したって何も変わらないと頭では分かっていても、こびりついて離れてくれない。本当に嫌になる。
だけど、今さら関係をリセットするとか、構築し直すとかできないし(する気もない)、私は私に関わってくれるみんなのことが大好きだ。
だからなおさら、ただひたすらに、自分で自分の首を絞めている状況が苦しい。
もっと、楽に生きたい。
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