note整理

　今日久しぶりにnoteを整理した。
　気付けば100を超えていたnoteをマガジンにファイル分けし、かなり古い情報のままだった自己紹介記事も書き直した。
　確認してみたら、最初に目に入るよう設定してあるページが２年弱前のダラだ場のままだったのだ。もうとうの昔にやめているというのに。

　前々からぼんやりと疑問だったのだ。
　たまにどれくらい読まれてるか確認すると、やたら古い記事が３３３３３と同じ数読まれていたりするのが。
　こんなにも魂を削り身をさらけ出して書いてるのにあんまり定着しないのが（こっちは一方で同時に何故30近くはコンスタントに読まれてるのかも疑問だったが）。

　なんてことはない。俺の記事を目に留めて興味を持って、最初にするのは基本マガジン巡りだ。
　で、その導線が古い所のままで、そのつもりで今の記事を読むと色々辻褄が合わない。
　それに古い情報しか目に入らないから今の俺の実態像が掴みづらい。
　それが古い記事が読まれるけどフォロワーが増えない大きな要因の一つだろう。
　と、少し前から思っていたので遂に編集したわけだ。
　これで何かが変われば嬉しいね。変わらんだろうが。

　しかしまぁ、こうやった自分の記録を振り返ると面白い。
　あっち行ったりこっち行ったり、決して賢い道では無かったが、存外その回り道が無駄に思えない。
　それぞれの回り道で色んなことを得てきた。

・一人だとすぐに逃げてしまう事
・自分を貫いて周りを振り回す生き方も、難しくとも無くはないということ
・哲学的思考
・行き過ぎた広い視点と、それに伴う傲慢さ
・社会問題の知識
・自分で収益化させる難しさ
・己の肉体的精神的体力の無さ
・技術不足
・思い入れたものが当たらなかった時の虚しさ
・都会疲れ

　別に、そんなこと失敗する前から分かっていた。
　頭では理解していた。
　ただ実際に自分がやってみた前後で、理解の中身が、重みが断然違った。
　人の身では全てを経験することなど不可能だ。
　故にどれだけ俺が屁理屈を捏ねる頭と理想を語る口を持っていたとしても、実際にそれを経験した人には敵わない。
　ともすれば傲慢さが暴走しそうになるが、それだけは確実に肝に銘じておかねばならないと思う。

　あとそうだな、振り返っていて思ったがなんだかんだ俺もかなり変わってきているとも思う。
　妥協せず己の中の正しさを突き詰めて間違って、その時々常に本気であったことは目をそむけたくなる過去の記事を見れば思い出される。
　確かに行動は伴っていないし、空白期間も何度もある。人のために働いて金銭を得られていない。どれだけ成長した気になったとしても、元が最下辺の人間なんだしまだ人並みとすら言えないだろう。
　だが結果には未だ繋がらずとも、その時々を精一杯足掻いていたことは、せめて自分だけでも認めてやってもいいのかもしれない。

　実際この２年間を振り返ると、この２９年の内でも屈指の密度に思える。古い記憶はどんどん霞んでいくので何とも言えないが、少なくとも中学高校の頃と同等以上の密度と思えるのだから相当だろう。
　そう思えるくらいには、「哲学に傾倒しだしたの半年前か」「PROGRESSも１年前か」「ダラだ場から２年経ってないのか」という感想が湧いてくる。

　一般的に見たら、どうなのだろう。
　未だに自分の客観視は出来ない。
　心のどこかで、今の俺の境地は賢人が５０歳とかになってようやくたどり着ける境地だと思う傲慢な自分が居る。
　もしそうなら３０歳にもならずにここまで辿り着いたのは世間一般に見ても並々ならぬ偉業とすら言えよう。

　ただ当然、素直にそう思えるはずもない。
　現時点でヒキニートである事実は変わらないし、その途中で積み上げた実績も無い。客観的根拠があまりにも乏しすぎるのだ。
　それに勿論俺には圧倒的に経験が足りない。
　特殊な経験は積んだが、人としての必修科目を多く取りこぼしたままのはずだ。必修を取れてないのであれば、やはり人間失格であることは疑いようが無いのだろう。

　これから俺はどうなっていくのだろう。
　あまり健康的な生活をしているとも言えないし、そんな金無いしあと数年後には大きな病を患う可能性も余裕で有り得る。
　現実を見ると消えたくなるから理想だけを見続けているけど、それが実現する可能性なんて考えたくもない。

　ただ、まぁ。こうやってまとめた事で少しやり遂げた感はある。
　俺が書き遺してきた記事達は、どれも俺の人生から削り出した言葉たちだ。
　多くの人に見られることは実際に無くても、その可能性は残せる文章達だと自負している。
　もしかしたら俺が懸命に書いた言葉が、誰かの救いになるかもしれない。
　そんな可能性があるというだけで取り合えず、死んでも死にきれないとは思わずに済みそうだなと思える。

　理想をやり遂げられなかったな、とは思うけど。
　ま、ゴミクズにしては上等な方か、と納得は出来る。

　今は取り合えず、それでいいや。