2.向いてる向いてないに出会うまでの話
前回、東京に来ることになった経緯をお話ししました。
生活するのでいっぱいいっぱいな私はまずチャットレディという職種に就きます。
チャットレディはご存知でしょうか。
画面越しに会話する点ではライブ配信と似ています。
私は高校生の頃、もう今は見かけなくなったある配信アプリで趣味程度の配信をしていました。
その経験があったので、配信系にはなんの抵抗もなく、むしろノリノリで面接に行った記憶があります。
しかし、ライブ配信と違う点は見るだけでもお金が発生するということ。
あとは、ノンアダルトとアダルトにジャンル分けされているという点です。
私は脱ぐことに抵抗があったのでノンアダルトで活動していました。
アダルトは脱いだり喘ぎ声とか、ザ・エロな配信がメインで、ノンアダルトはただお話しをする、いわゆる一般的なライブ配信アプリと内容は変わりません。
しかし、アダルトより1分単位の視聴料が安いため、安くエロを見たい人も流れてきて、ノンアダルトなのになあ、、という質問やリクエストが多数(笑)
今思えば、軽く流しておけばよかったという感じなのですが、気持ち悪いし、相手の顔が見えないので表情を読み取ることもできず、ただただ恐怖でした。
バイト後の深夜から朝にかけて働いていたので、睡眠時間返上で週3日くらい。
しかし、チャットレディはあまり長くは続きません。
何故かと言うと、待機だと給料が発生しないため時間効率が悪すぎたこと、
相手の顔が見えないので、表情を読み取れなくてやりづらい、
この2つが主な理由です。
後々わかるのですが、私は圧倒的に人の表情を読み取って仕事をする方が向いていたのです。
チャットレディは1ヶ月も続かなかったと思います。
向いてないな、次どうしようか、と。
そんなことを考えながら友達と歌舞伎町に遊びに出かけます。
そこで初めてホストとボーイズバーに足を踏み入れ、ある人と出会うのです。
今回はここまで、それではまた次回。
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