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ザ・ミュージック・マンでリズムに乗って♫


ミュージカル「ザ・ミュージック・マン」@日生劇場
観劇してきました♪

1.音楽感想

演技・歌唱共々特別秀でている方は見受けられなかったのですが(※個人的感想です)それを補って余りある程音楽の力がすごかった!
ドラムが大活躍でリズムにノリノリになります🥁

あとは随所に長めのダンスショーが挟まれていて、このクオリティが素晴らしい!
町の人総出での息のあったダンスは圧巻です💃

これぞ本作の醍醐味!
ノリノリの音楽とダンスで2倍楽しくなります
🎶

アンサンブルの方々なんであんなに足が上がるんだ……と尊敬半分驚き半分😮


2.意外な展開

第1幕の最後に詐欺師とピアノの先生兼図書館司書のお嬢さんが結ばれると予想していたのですが、外れました

あらゆる手練手管で町の人々の信用を勝ち取っていく詐欺師の嘘を見抜き、どれだけ通われようとも手堅くあしらうお嬢さん、という構図が1幕最後まで続きます

その割には、2幕であっさりとお嬢さんは詐欺師に好意を抱くようになり、詐欺師もそれに応えます

その過程には、他のセールスマンが詐欺師の正体をお嬢さんに告げてショックを受けたり、帰りの汽車の時間が迫る中、詐欺の仕事とお嬢さんとの間で板挟みになる詐欺師の場面があったりするのですが……

3.嘘から出た真実(まこと)

嘘の中で生まれる真実、というテーマは様々な作品に散見されますが、本作も例に漏れずその道を辿ります

嘘から始まったバンドが1人の男の子を変え、その才能を発掘します

この男の子はお嬢さんの弟で、おそらく彼女が詐欺師に落ちた理由はこの辺にあるのかなとそれとなく推察します

最後、詐欺師は詐欺とハッタリが露見してバッシングを受けるのですが、結局は「嘘の中で生まれた真実」も実感していた町の人々によって許されます

このあたりの展開は割と急でいかにも喜劇!という感じなのですが、それも含めて一気に色々なものが報われた感があって個人的には良かったです

カテコでは、本編で叶わなかったマーチングバンドの演奏もあり、華やかで子供達が可愛らしかったです
隊列移動もキビキビとお手のもので見応えありました♪

4.ザ・ミュージック・マンの意味

以上を踏まえると、
タイトル「ザ・ミュージック・マン」は、嘘から始まり真実になった、子供達のバンドを牽引する音楽の伝道師、というような意味が込められているのかなと思いました

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