民藝備忘録
民藝とは、
民衆的工藝の略で
柳宗悦(やなぎむねし)らが唱えた
いわば「暮らしをよくすふ運動」のことだそうです。
人々の暮らしのなかから
生まれたて仕事こそ美しいのだという考えだうです。
その考えは
ものだけにとどまらず、
時間をつくること、
体をつくること、
人とのつながりをつくること。
それらすべても
暮らしをつくるものだと
鳥取は岩井窯の山本教行さんは
書いています。
(『くらしを手づくりする』より)
民藝の条件は、
1. 実用性
鑑賞するためにつくられたものではなく、
なんらかの実用性を供えたものである。
2. 無銘性
特別な作家ではなく、無名の職人によってつくられたものである。
3. 複数性
民衆の要求に応えるために、数多くつくられたものである。
4. 廉価性
誰もが買い求められる程に値段が安いものである。
5. 労働性
くり返しの激しい労働によって得られる
熟練した技術をともなうものである。
6. 地方性
それぞれの地域の暮らしに根ざした独自の色や形など、
地方色が豊かである。
7. 分業性
数を多くつくるため、複数の人間による共同作業が必要である。
8. 伝統性
伝統という先人たちの技や知識の積み重ねによって守られている。
9. 他力性
個人の力というより、風土や自然の恵み、
そして伝統の力など、目に見えない大きな力によって
支えられているものである。
だそう。
手仕事の国日本の
手仕事地方山陰備忘録でした。
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