見出し画像

コンテストPR文公開!Cacao Circulation Cake 〜カカオの循環〜

2021年5月に行われたピュラトス社が開催したチョコレートのコンテストに応募した際のPRを載せます。


カカオ サーキュレーション Cacao Circulation Cake 〜カカオの循環〜

・作品のアピールポイント


お客様にカカオトレースを認知してもらうきっかけとして、チョコレートの製作過程を理解していただくのが良いかと考えます。

また、私達パティシエにできることはカカオトレースを理解し、⽣産者、ベルコラーデの皆様がクオリティの⾼いチョコレートに込めた想いをお客様に繋ぐことです。

そこで私はブランアンバーCTを使い、カカオトレース、カカオ⾖からチョコレートになり、お客様に届くまでのストーリーをケーキにデザインしました。

▶収穫・・・カカオパルプのゼリーのフレッシュ感と瑞々しさからは収穫の喜びを与えてくれます。

‧発酵・・・発酵時に出るアルコール臭をカカオパルプとコンブチャで作ったシロップに⽇本の発酵⾷品である酒粕を使い表現し、カカオ⾖がフルーツであることを再認識できます。

▶焙煎・・・ローストしたカカオニブの芳ばしさが⾹るアングレーズは、徐々にチョコレートに近づいていく楽しみが待っています。

▶コンチング・・・まるでコンチング途中のチョコレートを⾷ているようなジャリジャリとした⾆触りはエスプーマで作ったブランアンバーCTのエアリーチョコ、カカオニブのキャラメリゼ、カソナードで表現しています。

▶ブランアンバーCT・・やさしい⽢さをもつムースが全体の味の調和を図ります。

ブランアンバーCTを使⽤してみて、他素材の⾹り、味を邪魔することなくバニラの⽢み、キャラメル感を出せる点がとても使いやすく、様々な⽤途で重宝されると感じました。

デザインではカカオポッドの2種類の断⾯をモチーフにしています。



1つ⽬▶半分にカットした際に⾒えるのは、ムースの外⽪、アングレーズのパルプ、ゼリーのカカオ⾖をイメージしたもの。アットランダムにカカオ⾖(ゼリー)が⼊っています。

2つ⽬▶真上から⾒えるのは、カカオポッドを輪切りにした際に現れる模様を模したチョコレートパーツ。

下半分は外⽪の筋を表現し、カカオニブ⼊りのチョコレートでコーティングしています。



Cacao Circulation Cake ~カカオの循環~と名付けたこのケーキを通して、カカオトレースの認知拡⼤に貢献出来ることを楽しみにしています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?