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幼稚園からの手紙が読めない

A4の藁半紙にだいたい30行ぐらいのお知らせ。
大切なことがたっぷり書いてあって、一通り読んだらファイリングもする。
園長先生のご挨拶から始まり、本題、プラス細々した連絡事項が書いてあって、体調管理に気を付けてくださいで終わる。
何の変哲もないプリント。
これが読めない。

読めないというのは、文字や言葉がわからないということではなく、読めるけど理解が難しいということ。
もちろんしっかりと改行されていて読みやすく、大事なところは太字になっていたり下線が引いてあったりしてわかりやすい。
ではどうして読めないのか。

こっちが知りたい。


バカかわかれよ!なーんで理解できない!
読め!わからなかったら100回読め!

聞こえる。頭の中でガンガン怒られてる。

私は今朝盛大にやらかした。
クリスマス会の発表があるというのに息子に体操服を着せ(毎週火曜が体操の日だから)、1時間で帰るというところも見逃して弁当を持たせた。
これだけでも落ち込むには十分な仕上がり。
帰ってきて手紙を読みなおしたら全部ちゃんと書いてあった。
ということは、そもそも読んでないんじゃないか。
いやそんなことはない。もらった手紙は確実に読んでいる。

お前がバカなだけだろうと言われてもかまわない。実際そう。
そこで話を終わらせることはできる。
手紙を読むことのできないお母さんで子どもがかわいそうだねって。
あまりにも幼稚園の手紙と相性が悪くて、もし同じような人がいたら普段どうやって乗り越えてるんだろうと検索したら

『バカなのに子どもを産んだのか?』
『障害者なのに子どもを産んだのか?』
『だらしないのに子どもを産んだのか?』

って感じだったので泣きながら窓を閉じた。

なにがいけないんだろう。
でも幼稚園の手紙が難しいと感じることは多々ある。
お母さんたちのグループLINEで補足説明が流れてくることもある。
本当に私だけが悪いのか。

改めてプリントを眺めた。
ご挨拶や『していただきます』『お願いします』みたいな言葉を潰しながら線を引いた。
他の学年に向けられた文章も余計な連絡も消した。
息子の学年、息子のクラスに向けられた文章にマーカーで印をつけた。
私が読まなければいけない文章はたった5行だった。

5行?!?!?

30行のうち5行?!?!?!?!?!


ねえこれ私が悪い?!
いや悪いんだけどさ!!
簡潔な手紙にしてくれよ!!!
あとお母さんネットワークで行間埋める手紙もやめて!!!!

って、インターネットの隅っこで吐き出さなきゃやってらんないぐらいのストレスを抱えましたとさ。

来年は『小学校の手紙が読めない編』を書きます。


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