業界研究~こくみん共済coop(全労済)編~
一般の方にもこくみん共済coopの勉強になるように書いています。
もし今ご加入されていたり、今後共済のご加入を検討されている場合に参考にしていただければ幸いです。
来週月曜日15時からこんなイベントを企画しています。
地方だとよくみかける共済について発表をするのですが、その内容を先出ししていきます。
本番ではもっとがっつり切り込みますが、noteではあくまで解説に主をおいてお話していきます。
それではいってみましょう!
もう全労済という名前ではない
テレビのCMで「全労済♪」のリズムは聞いたことがある方が多いと思います。
ただもう全労済とは言わなくなりました。昨年の8月に名称が変更され、
今は「こくみん共済coop」という名前になっています。
元々全労済は「労済連」と呼ばれていました。
労働者福祉運動の一つとしての共済事業が起源になります。労働組合と共に成長してきた歴史があります。
そのため、こくみん共済coopに加入するためには、協同組合員とならなければなりません。協同組合員になるためには、出資金の支払いが必要となります。
会社全体でまとめて共同組合員になっているケースもあります。
また、保険ではなく「共済」になるので、割戻金(使われなかった掛け金が返ってくる制度)があります。
①15歳から入れる緩和型の終身医療保険
引受緩和型保険とは、
持病や入院の経験がある方が加入しやすい保険のこと。
通常、緩和型の終身医療保険は20歳からしか加入できませんが、こくみん共済coopには15歳から加入できる緩和型の終身医療保険があります。
告知事項も簡単なので、20歳になる前に終身医療保険を持たせたい親御さんにもご案内の幅拡がります。
30歳男性の入院日額5000円で民間の生命保険と比較をすると、若干割高ですが、割戻金によっては民間の保険と掛け金だけでみるといい勝負です。
加入後1年以内は共済金(入院日額)が半額になるので要注意です。
募集人の方においては、直接扱うことはできない商品になりますが、知識として知っておいて損はないものだと思います。
②保険種類が(案外)多い
今回調べ始める前までは、共済の商品の幅の広さを誤解していました。
1年更新の死亡と医療がメインであとは金額やオプション、と思っていました。
しかし、調べてみると案外保険種類が多い。
子供の総合保障
満期金のある子供の総合保障
1年更新の医療
1年更新の総合
終身医療
引受緩和型終身医療
シニア保障タイプ
傷害
終身(基本タイプ)
終身(介護タイプ)
定期
がん特約
個人賠償特約(3億円まで200円の上乗せで加入)
ざっとあげてもこれだけあります。
不勉強ではずかしいのですが、終身タイプがあること、緩和型医療があることは今回まで知りませんでした。
③保有契約件数
こくみん共済coopの保有契約件数をHPよりひろってみると、
3,120万件
2018年度、ご契約いただいている共済の件数です。損害系共済で1,658万件、生命系共済で1,255万件、その他(受託事業)で207万件と幅広く組合員の皆さまの生活リスクをサポートしています。
比較対象として民間の生命保険会社で一番数字が近かったのは、第一生命。
こちらの保有契約件数は、1,511万件。
因みに僕がいたプルデンシャル生命は398万件。
共済なので単純比較はできませんが、規模が大きいことは数字からわかります。
まとめ
今回、しっかりとこくみん共済coopを調べてみて思ったよりも全然悪くない、と感じました。
保険と共済の具体的な比較検討は来週の月曜日に、募集人の方に向けてお話しますが、商品だけで見てみてると、そんなに悪くないのかなという感想です。
ただ、ネットでは「共済一択」と言われることもありますが、実際に調べてみて改めて感じましたが、民間の保険会社と合わせて考えた方が良いです。
掛け金においても、民間の保険会社の方や安いケースも多くありました。
ここに書いた以外にも例えば、がん診断共済金の不担保期間は90日なのに、がん手術やがん入院の給付金の不担保期間は30日、といったような民間の保険会社との違いもいくつもあり、面白かったです。
思い込みや偏見が自分自身にあったことを発見し、勉強することでそれらを外すことができました!
もしご自身でこくみん共済coopに加入していたり、ご加入を検討している方は、ぜひお問合せください!
細かな要件まで一緒に見て、一番いい形を選ぶお手伝いができると思います。
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