ライフプラン作成で分かること10選
ライフプランの必要性をSNSやセミナーでお話しし続けていますが、具体的にライフプランを作成すると何が出来るのかを10個に絞ってまとめていきます。
1、出費の目安
一番多いご相談の1つが「家計を見直したい」です。
ライフプランを作成することで、どれぐらい出費しても大丈夫かが分かるようになります。
また、現在のやりくりの中で無駄があったり、まだ取り組んでいない固定費削減の方法があったりすれば、それを改善していきます。
家計簿をつけるのが苦手な方の場合でも対応するノウハウがありますので、ご安心ください。
2、最低下がっても大丈夫な年収
転職の中には、年収があがる転職もあれば、下がる転職もあります。
独立のために一時的に収入が下がる方もいらっしゃいます。
以前、とある調査に協力させてもらったことがあるのですが、ADHDの方の転職回数が定型の方よりも多いというデータが出ていました。
その際のご相談で多いのは「年収がいくらまで下がっても大丈夫か」という点です。
ライフプランを作成すると、最低下がっても大丈夫な年収が見えてきます。
3、将来の年金の目安
ライフプランニングは、一生涯のお金の流れを把握するものです。
将来変動する可能性があるとはいえ、年金額の把握なしではお金をいくら貯めたらいいかの目安も知ることができません。
ねんきん定期便と、今後の収入のあたりを付けることで、将来受け取ることができる年金額を把握することができます。
年金額を把握できるので、老後までにお金がいくら必要かを知ることができるようになります。
4、何歳まで働くことになりそうか
年金の額を把握して貯蓄をしてもお金が不足しそうな場合は、65歳以降も働く選択肢を持つことになります。
社会情勢的に今の30代の方の多くは70歳近くまで働く方も少なくないと予測はしていますが、実際に何歳まで働くとより老後が安心できるかを知ることが出来ます。
年金の繰り下げも合わせてシミュレーションしていきます。
5、必要保障額
万一の時の必要保障額を把握することができます。
ライフプランニングというと保険設計をメインに行っているケースを多く見ます。
リスクマネジメントはライフプランには欠かせませんが、リスクマネジメントありきでライフプランを作成するのとは、全然意味が異なります。
万一があると家計にどれだけの損失を与えるかを可視化していきます。
6、リスクマネジメントにかけられる金額
「保険貧乏」という言葉を聞いたことはありますか?
保険にお金をかけ過ぎて家計が回らなくなっていることを揶揄する言葉です。
保険貧乏は、いくらまでならリスクマネジメントにお金を回しても家計として問題はないかを把握せずに保険に加入したために起こる現象です。
人生におけるリスクはできるだけなくしておきたいものです。
特に、起きてしまったことで今後の自分や家族の人生を左右しかねないリスクは避けたい。
保険でリスクをカバーできる範囲があるので保険でカバーできればいいのですが、それをやりすぎてしまうと今度は家計が苦しくなってしまう。
保険に割けるお金がどれぐらいまでなら、一生涯を通して赤字にならないで済むか、を把握することが出来ます。
かけられるコストの上限額の範囲内で自身の価値観に合わせてリスクマネジメントしていくことが大切です。
7、適切な資産形成・資産運用の方法
「つみたてNISAをやってみたいんですけど、何から始めていいかわからなくて」というご相談はよく頂きます。
この時のアドバイスは2つです。
①取り敢えず少ない金額で始めてみてください。
②どのぐらいの運用が必要か、見込みたいか明確にしましょう。
ライフプラン作成から②を逆算して捉えることができます。
どれぐらいを運用に回しても家計は大丈夫か、も同時に把握した上で運用方針を決定します。
商品選定が最後です。
8、将来の出費
「学費をどれぐらい準備しておけばいいかわからない」という質問も多く頂きます。ライフプランを作成すると将来の出費を把握することができます。
将来の出費を見える化することで、備えることが出来るようになります。
住宅ローンを組む際に「いくらまでなら組んでも大丈夫か」という試算も出来ます。
このあたりは実際に依頼を頂くと、複数シミュレーションを出して、今の生活感と安心できるラインを検討してくことになります。
9、適切な貯め方
お金を短期、中期、長期で捉えることができるようになります。
例えば、生活防衛費を生活費の1年分から2年分を確保するまでは資産運用の金額を増やし過ぎないようにしたり、前項で見た将来の出費に備えた資金を中期的資金といった形で把握したりします。
一つ一つ明確にしていくことで、10番目の効果が得られます。
10、安心してつかっていいお金
日々のお金を安心して使うことができます。
このためにライフプランを作成すると言っても過言ではありません。
節約のためにライフプランをやる訳ではありません。
大切な人やものにお金を使っても、ソワソワしないで安心していられるためにライフプランを組みます。
まとめ
今回10個上げてみましたが、もっと細かいところだと、扶養に入った方がいいかどうかやiDeCoと退職金の時期、ふるさと納税の上限額、相続などのシミュレーションなども行うこともできます。
安心してお金を使えるように、全力を尽くしていきます!
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