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引受基準緩和型保険は誰のためのものか

代理店に来て驚いたことの1つに引受基準緩和型保険の仕組みがあります。

引受基準緩和型保険とは、

持病や入院の経験がある方が加入しやすい保険のことをいいます。

今から考えると本当に恥ずかしい話ですが、代理店に来る以前、引受基準緩和型へのイメージは良いものではありませんでした。

ご年配で持病がある方がワイドショーの間にやってる
「持病があっても入れます」
というテレビCMを見て、コールセンターに電話して通販で加入するもの、という認識でした。

若い人にはあまり関係がない、と思っていました。
コンサルティングされた保険じゃない、と思い込んでいました。

実際に健康な方にとっては、引受基準緩和型保険はあまり馴染みがありません。
金額も高いイメージが浸透しているので、いい印象を持っていない方もいます。(最近の引受基準緩和型保険は「これ本当に緩和型?」と思うレベルの、普通の医療保険と遜色のないものもあります)

引受基準緩和型保険が、持病があって保険を諦めていた方々に保険加入のきっかけ与えられたことは、非常に大きな意味を持っていると今では思います。
因みに、業界で初めて引受基準緩和型保険が発売されたのは2005年です。この15年で種類は増え続けています。

それだけ必要としている方が多いのです。
近年特に増えてきた、引受基準緩和型保険を必要としている方の属性は2つ。

1つは、持病のあるご年配の方。
これまでは助からなかった病気でも医療の進歩によって命が助かるようになり、病気と共に生きる人がこれまでのどの時代よりも増えました。
その方々の選択肢としての引受基準緩和型保険。

2つ目は、精神疾患を抱えた若年層。
若年層で精神疾患の患者数は増え続けています。
2005年に気分障害(躁鬱含む)の患者数は92.4万人
2017年に気分障害(躁鬱含む)の患者数は127.6万人
気分障害(躁鬱含む)の患者数は、12年で約35万人増えています。

精神疾患は、完治しても数年間は保険への加入が非常に難しくなります。
その方々の選択肢としての引受基準緩和型保険。

家族や自分のために保険に加入できる環境になったことはとても良いことだと思います。

僕もお客様からご相談があり、引受基準緩和型保険を販売していますが、

「入れないと思っていたけれど、入れて本当に良かった」
「これまで不安だったけれど、これで1つ安心できました。」

と皆さん本当に喜んで頂けます。
「経済合理性」も大切ですが、もっと大切なことをお客様に教えてもらっています。この辺りの感覚は以前と大幅に変わりました。

「保険に入れない」と思っていた方が持てる選択肢。

そのために、引受基準緩和型保険があります。

社会保障制度が以前よりも脆弱になる中で、自助努力で、例えば医療保険であれば医療費の一部を保険会社に頼る選択肢を持てることは、非常に大きい。

経済合理性を持ち出して、損だ得だというのはナンセンスだと思うようになりました(昔はナンセンスでした)
もちろん社会保障制度の正しい説明をした上で判断をしてもらうことが大切です。

引受基準緩和型保険であっても個別のコンサルティングが可能だし、必要です。

最後に、引受基準緩和型保険保険を検討する際の3つのチェックポイントをご紹介します。

①告知書
引受基準緩和型保険は、基本的に加入できるか、加入できないかの二択です。各会社の告知書を確認し、該当項目があるかないかで、健康面での加入の可否を事前に確認できます。

②契約後の削減期間
ご契約直後に保険を使う事象が発生した時に、保険が削減されることがあります。
選ぶ際には、削減期間を把握しておきましょう。

③通常の医療保険には本当に加入できないか
保険会社によって査定の仕方が異なるので、緩和型でなくとも一定の条件(部位不担保、疾病不担保、割増保険料など)で加入できる可能性があります。本当に通常の医療保険に加入できないか確認すると、よりいいものを選べます。

これら3つがチェックポイントです。

ここから先は、会社によって保障内容が違うので吟味していきます。

引受基準緩和型保険と一口に言っても、会社ごとの個性は大きくあります。

引受基準緩和型保険は、これまで保険に加入できないと思われていた方が持てる選択肢です。その選択を一番いいものにしていくために、努力していきます!

保険を諦めていたけれど、もし加入できるのであればどのような形が自分に合っているか知りたい、という方は、ご連絡ください。

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