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お金がなかった自分を救った2つの考え方

僕は、人生で2度貧乏を味わったことがあります。

一回目は小学校6年生で家が売られた時。
お金の仕事についている原体験です。

二回目は保険業を始めて2年目の半ばごろまで。

特に二回目は、全部自分の責任でギリギリまでいきました。

リボはマックス、クレジットストップ、消費者金融に200万。
お金がなくてガソリンが入れられずに夜中まで待ってニュートラルで帰ったり、同じく300円でガソリンが入れられるところを探したり、泊まるお金がなかったので車中泊後に朝方の公園で身体を洗ったり、コンビニのイートインや居酒屋で一杯だけ注文して夜を明かしたこともありました。

1年目に仕事が回らなかった時のツケがきている分と、お金の使い方が下手すぎるせいでギリギリの暮らしをしていました。

そんな中でも友人の結婚式だったり「今月頑張りたいから買って欲しい」のお願いは断らないようにしていました。断ってしまうと、何のために頑張っているかわからなくなってしまうと思ったからです。「施しなさい」というの母の教えのためかもしれません。

何度も心が折れそうになりました。
精神的にストレスがかかることも多々ありました。

「このまま事故ってしまった方が保険金が入るから家族を楽にさせられるじゃ」と思ったことも一度や二度ではありません。

なんとか踏みとどまれて今があります。
貧困は精神を蝕みます。

そんな時に自分を助けた考え方が2つありました。

1つは「絶対うまくいく」と思い続けたこと。

そう思える根拠は、親や友人への尊敬と環境への感謝があったと思います。こんな素敵な親の子供なんだからやれないはずはない、とそんな感じでした。

人によってはその根拠は、信仰や目標、夢の力や友人から得られるものかもしれません。

やれないはずはないという根拠なき自信と、希望を捨てなかったので、心をギリギリ折らずにいることができました。

希望や根拠なき自信は成功者の本などを読んでいるとよく出てくるので、割とオーソドックスな考え方かもしれません。

もう1つは、他人をどう見るかを自分に置き換えたことでした。

失敗したらどうなるか考えました。

自己破産、実家に帰る、再起不能、マグロ漁船。

文字だけ並べるとインパクトが強い。

果たしてその状態自体が悪いことかどうかを考えた時に、別に死んではないし肉体的に辛かったり貧困は経験するかもしれませんが、どうにかなると思いました。

辛いことになりそうだったのは、
仕事を辞めて責任を果たせなかった時の申し訳なさと、周りの目でした。

責任を果たせなかった時は全力で謝ろうと思いました。

続いて他人の目。

失敗した人。仕事が出来ない人。お金がない人。
そんな風に見られてしまう。

何か問題でも?

自分を他人だったとして、客観的にどうみるか考えてみたときに、そんな属性に問題なくリスペクトすると思えました。
実際に、その人がどうであれ良い人だなと思ったらリスペクトしています。

そう考えると、失敗しても仕事が出来なくてもお金がなくても別に大したことないじゃんと思うようになりました。余談ですが、僕は精神疾患も風邪のようなものだと思っています。
全然大したことではない。

精神的に追い込まれそうな自分を救ったのは、
自分が他人をどう見ているかのモノサシだったと思います。

逆に自分を追い詰めてしまうのは、属性で人を評価している自分自身か、自分にだけ評価を厳しくしている時だと思います。

優しさ的なものや人を属性で判断しない価値観が、苦しい時の自分を救ったように思います。

お金がない現実からは逃れられませんが、他人に向ける目を自分に向けるとだいぶ気持ちが楽になりました。
失敗してもいいから思いっきりやってみようと吹っ切れることができました。

その後、出会いに恵まれてなんとか経済的に回復することができて今があります。

僕自身、まだまだ成功と呼ぶには遠いです。ですので、成功者の言葉では決してありません。
しかし、経済的に苦しい時に自暴自棄にならずに自分を保つためにどんな考え方をしたかは経験を基にお伝えできると思いました。

「絶対上手くいく」と思って頑張るのは、正の力。
人を属性で評価しない眼差しを自分に向けることは、貧困を負にしない力。

2つのうちで重要なのは、負にしない力だと思ってます。誰でも持つことができるから。

お金があるなしで人の価値は変わりません。
失敗しても、仕事が出来なくても同じくです。(やれることの自由度は変わりますが、それは別の話)

苦しい時期を2度経験しているので、自分の経験や考え方が何かの参考の1つになれれば幸いです!

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