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トルコ・シリア地震の影響はまだ続く~5月に起きた地震ラッシュが物語る

■はじめに

2023/02/06に発生したトルコ・シリア地震(M7.8)は5万6千人以上の犠牲者が出た大きな被害地震となったが、03/18発行の本マガジンで、この大地震の影響は日本まで及ぶと書いた通りに、特に5月に入って最大震度5弱以上の地震だけでも6回も発生しているという異常事態となった。

05/01発行の本マガジンで、5月は特に要注意な天体配置がずっと続くために休まる暇がないと書いた通りになった。
トルコ・シリア地震のような大規模な地震の後では、日本周辺への大地震の連鎖は半年以上は続くと考えておいた方が良いようだ。

そのため今回は、過去にトルコあたりで大地震が起きた後で、半年以内に日本を含む環太平洋の西側あたりまで大地震が連鎖した事例を調べてみた。

■大地震の連鎖例

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2,830字
他の科学者などの人々があまり着目しない観点も含めて、様々な要素を参考にして、地震予測の精度を上げています。このマガジンでは特に、短期的前兆などに着目して予測します。なるべく初心者にもわかりやすい表現を用います。また質問も受け付けます。

TVや週刊誌でもお馴染みの地震前兆研究家・百瀬直也が、黒潮の流路や気象現象など様々な要素を駆使して、首都直下地震・南海トラフ巨大地震などの…

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