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【地震前兆百科】水中・水辺の動物:深海鮫:メガマウス

■はじめに

メガマウス(メガマウスザメ、英: Megamouth Shark)は、その名の通り非常に大きな口をもつサメで、1976年にハワイ沖で初めて発見されて以来、世界でも数十例が知られるだけだ。
そのうち20数件が、日本近海で見つかっている。

私のこれまでの研究では、地震前兆と思われるケースが非常に多いサメだ。

地震前兆を検知するメカニズム

サメ科の魚類は、頭部に「ロレンチーニ器官」(ロレンチーニ瓶、Ampullae of Lorenzini) という、微弱な電流を感知する電気受容感覚を備えている。
これは、1700年代後期にイタリアのステファノ・ロレンチーニによって発見されたもの。
この器官により、100万分の1ボルトという極小の電位差を感知できるとされる。

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