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【実体験】DNAから祖先のルーツを探り疾病リスクなどがわかる検査を受けてわかったこと

■はじめに

今から8年前の2013年11月に、自分の祖先のルーツが世界のどのへんにあったかを遺伝子から調べることができる検査キットがあることを知った。
遺伝子解析を専門に行うジェネシスヘルスケアの新製品で、せひ自分の祖先のルーツも知りたいと、検査を受けることにした。

その結果は、自分が執筆を行うWebニュースメディア『TOCANA』でも記事として公開した。

こうして、詳細は後述するが、ミトコンドリアDNAによる母方ルーツはわかった。
その後、父方ルーツも調べることができる新製品『ジーンライフGENESIS 2.0+』が同社から出ているということで、そちらも購入して検査を受けてみた。

こうして自分の祖先のルーツがわかったが、これは自分の知的好奇心を満足させるだけでなく、祖先を知ることは自分のアイデンティティーの確立にとっても非常に重要なことだろう。

しかも、この新製品は、DNAによる新型コロナウイルスを含む疾病リスクや体質の傾向など360もの項目があり、たとえばどういう種類のがんにかかりやすいかなど自分の健康管理にも大いに役立つというものだ。

このnoteでは、自分の先祖のルーツなど個人情報も含めて洗いざらい公にすることによって、皆さんのお役に立てればと考えて公開することにした。

※Y染色体DNAによる父系祖先のルーツ調べは、Y染色体が男性のみが継承するものであるために、男性のみの検査結果として報告されるという条件がある。
ただし、女性が設定を一時的に「男性」にするとY染色体DNAによる父系祖先のルーツが表示されるかもしれないが、内容の妥当性は定かでない。
この問題を解決するには、男性の肉親にも受けてもらう?

■ジーンライフハプロ

まず、2013年11月に発売されて速攻で検査キットを購入した『ジーンライフハプロ』について。
ミトコンドリアDNA(mtDNA)とは、これは、女性から子供へと遺伝的に受け継がれるDNAで、これを遡ってたどって行くことによって、母方の祖先が世界のどのへんから発生し、どのようなルートをたどって移動したかがわかる。

この時に検査を受けた結果は、『TOCANA』の2013/12/20の記事で紹介した。
この際には、ジーンライフヘルスケアと提携して、抽選により1名に検査キットをプレゼントするという企画もあった。

『【プレゼント】日本初・口内から簡単にDNA採取できる遺伝子検査キット 早速、ハーフ顔の筆者が試したら信じられない驚愕の結果が…』

このキットの検査方法は、同梱の採取棒で口の内側の細胞を削ぎ取り、DNAを摂取する。
とは言っても全く痛みはなく、頬の内側に採取棒をあてて10回転ほどさせて終わり。
それを返送用封筒に入れてジーンライフヘルスケア宛に送って結果を待った。

ミトコンドリアDNAによる「ハプログループ」は14グループあり、そのいずれかで自分の母方祖先が世界のどのへんにいたかがわかる。

ちなみに、この製品『Genelife HAPLO』、ジーンライフヘルスケアのサイトでは通常価格 ¥10,780(税込)となっているが、「売り切れ」とあって、Amazonでも同様で、生産中止なのかもしれない。

私が買った『Genelife HAPLO』

後述する『ジーンライフGENESIS 2.0』で、360項目のうち母系先祖のルーツもあるので、今後はそれを買ってくださいということか。

■母方祖先のルーツは?

3週間ほどして、ジーンライフヘルスケアから検査完了のメールが届いた。

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