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春にラニーニャ現象終息で大地震・噴火に注意~地震と海面水温の相関がわかった
■はじめに
今回は、現在発生しているラニーニャ現象が春頃に消滅する可能性が高いとのニュースを受けて、これから消滅にかけての時期に日本や世界で大きな地震が起きる可能性を探ってみたい。
ラニーニャ現象とは、2021/01/06のこのマガジンの記事で紹介したので、詳細は省く。
太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より低くなる現象をラニーニャという。
下記マップのように、赤い部分が海面水温が高く、青い部分が低い。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44043941/picture_pc_b122f724e2eeccd15eb4a47e52b72ef9.jpg)
逆に、同じ海域で海面水温が平年よりも高くなる時期は、エルニーニョ現象と呼ぶ。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44044136/picture_pc_7060c80a2659854bd47c42bc9231fe16.png)
エルニーニョ/ラニーニャ現象は海洋現象であるが、太平洋域の気象にも大きな影響を与えることが知られている。
さらに、この2つの現象は、これまでの私の研究では、リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)上の大規模な地震や火山噴火の発生にも影響を与えると思われる。
今回の調査で、太平洋西部の海溝型巨大地震とラニーニャ現象の相関が見えてきたが、その新たな発見を紹介したい。
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