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南海トラフ巨大地震の発生時期の傾向~いつ頃から起きやすくなるか?

こんにちは。地震前兆研究家の百瀬直也です。これまで書籍・雑誌・テレビ・Webニュース・ブログなどのメディアで執筆・出演・活動してきました。
このnoteでは、発生が迫っていると言われる南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海地震)がいつ頃に、どこで起きそうなのかを研究家として探った結果を紹介します。

南海トラフ巨大地震とは、約90~150年の間隔で発生する、西日本の太平洋側・南海トラフと呼ばれるエリアの東海地震、東南海地震、南海地震の総称です。

西日本の被災が想定される地域に住む人々が、いつ起きるかと常にビクビクして過ごすよりも、少しでも多くの前兆現象などの情報を得て心の準備をすれば、多少でも不安が和らぐのではないでしょうか。

■発生の傾向を知ることが大事

南海トラフで繰り返し起きる巨大地震は、発生に「起こり癖」があります。
そのため、その起こり癖の研究によって、次はいつ頃に起きるかを大体推測ができると考えています。

・南海トラフ巨大地震の発生月の偏り
・黒潮大蛇行発生の状況
・前後に起きた大地震の傾向(大災害シリーズ)
・百瀬のダウジング地震予測
・過去の南海トラフ地震の前に見られた前兆現象

南海トラフ巨大地震は、いつ頃に発生するかを予測するのは非常に難しいですが、少なくとも「いつ頃までは発生しない」という傾向は、かなり顕著にわかっています。また、いつ頃から発生しやすくなるかも、ある程度は傾向をつかめています。そのことを、これから説明していきます。

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■「大災害シリーズ」の只中にいる

私が提唱している概念で、「大災害シリーズ」というものごあります。
これは、歴史上で繰り返し発生する大地震や火山噴火などの自然災害が、ある時期に集中して起きる傾向があり、これを「大災害シリーズ」と呼んでいます。

過去の大災害シリーズのうち、現代は貞観期と慶長期に類似していると言えるかもしれません。
そこで、貞観期と慶長期に起きた大地震や火山噴火を以下にまとめます。

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