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2010年の台風が東日本大震災の震源を「迂回」して進んだ証拠を発見

■はじめに

以前に、台風と地震発生の関連性について研究を続けてきた結果として、台風が将来の地震の震源を「迂回」して進むことがあることを発見していた。

そのことは、本マガジンでも何度か詳細に解説してきた。
9月の下記の号でも、「台湾でM7.3の地震~動物前兆あり~台風進路の関係と日本への地震連鎖の可能性は?」として執筆したばかりだった。

◎台湾でM7.3の地震~動物前兆あり~台風進路の関係と日本への地震連鎖の可能性は?
2022/09/18

このような傾向が実際にあるとすれば、地震の規模が大きいほど、つまり巨大地震と呼ばれるような地震ほど顕著な傾向が現れるかもしれない。

そうならば、2011年の東北地方太平洋沖地震の前はどうだったか?
もちろん以前に詳細に調査してみたが、あまり顕著な説得力のあるデータは見つけられなかった。

だが、数日前にふと思いついて、「もしかしたら…」と思って調べてみたところ、やはりこの巨大地震の前に4個ほどの台風が、この巨大地震を含めた地震を「迂回」して行ったと考えられる「証拠」を見つけることができた。

この発見を、いつものようにこのnoteマガジン読者の方々に感謝の念を込めて、独占的に公開する。

■東北を通った台風

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