週報7/5-7/11:言葉は繊細で難しく、そこが楽しい

有休取ろうかなーと思いつつ、月初はやっぱり難しく、今週も5日よく働きました。楽しかった。

アップデート情報、書いては壊し書いては壊し

月初、それはアップデート情報の資料を作りこむ時期です。開発が大体終わって翌月リリースのものたちが全体像および詳細まで見えてきて、アップデート情報を集中して書くのが月末月初。そこから毎月2週目はPMレビューの週、というリズムがようやく体になじんできました。毎月あっという間で「先月のアップデート情報公開したばかりなのにもう次のものを書くのか!」と時間の速さにびっくりしちゃう。

今月もPMからグサグサ刺さること言われつつ、「うーん、これちょっと違う。このページ全部考え直してみてください」(←ニュアンス)など驚きのフィードバックもありつつ、総じて元気にアップデート情報のレビューを乗り切りました。まだ細かいやり取りは残っているけど、大きな方向性は固められてとっても嬉しい!

厳しいフィードバックをもらっても特に凹むこともなく、どちらかというと平然と返答してしまうので、「大石さん、なんでそんな強いのw」って周りの人に言われるのですが、だって私自身の人格や考え方を否定されているわけではないし、方向性が見えてきたらあとは資料がどんどんよくなるだけだし。厳しい言葉の背景に「なるべく妥協せずよい内容にしたい」気持ちがあることを理解しているので、指摘はありがたいなあと思うんですよね。

APIは特に難しい

最近はkintoneのアップデート情報にAPIの内容も掲載するようになっています。手元ですぐ試せない部分のAPI内容は、PMからもらう情報やバックログから理解する情報、つまり文字だけでイメージして書くので、APIの知識が不足している私にとっては非常に難しい。今週はそういうAPI関連の内容の記事に苦心しました。

「こういう考え方を載せたい」という概念をレビュー時にPMから教えてもらい、その概念を言語化できるよう、ひたすら情報を漁ってAPIの内容をインプット。でも、PMから言われた概念をなかなか言語化できませんでした。
レビューで厳しいことを言われても落ち込まない私ですが、「言語化できない」時は1人で落ち込み、焦ります。製品の内容を言語化することが自分の仕事の根幹なので、それができないのは落ち込む。

すでに一度ほかの人に相談しながら書いた内容だったので、それを却下されて1人でも行き詰っているなら、別の人に相談してみよう、と思いました。
そこで、普段API周りの開発をやっているPGさん(プログラマー)にスレッドでご相談してみました。
自分ぽいなーと思うのは、こういう相談を「自分のチームスペースでメンション」したり「メッセージで個別に相談」したりするのではなく、「相手のおうち(スペース)まで出向いてメンションする」ということ。
kintoneはどこで書いてもメンションさえすれば(メッセージだとメンションなしで)相手に内容が伝わりますが、なるべくオープンな場で、かつ相手の懐(スペース)に入っていく、というのが私は好きです。

少し難しい相談でもあったので、PGさんも考える時間がそれなりにかかるのではと感じました。なので余計にオープンな場で相談して「この人たち、このことで今時間を使っているんだな」と見える化したかったのです。

相談したPGさんは丁寧に思考過程もスレッドコメントで開示してくださって、ヒントとなる良い文章を提示してくれました。そんな風に時間をかけて真摯に向き合ってくれたことが何より嬉しかったです。
PMレビューにも参加しますよとおっしゃってくれたので、一緒に参加してもらい、PM、PG、私とみんなで文章を練り上げていきました。
この「そぎ落とす」「固めていく」作業がとても楽しく、好きだったりします。

多言語のことを考えた

今週特徴的だったタスクはもう1つ、kintoneの多言語周りの改善についてのこと。ある言語の表示について修正するバックログがありました。
言語すなわち製品文言の範疇なので私がバックログを書かせてもらい、実装後の結果についてもある程度責任を追っている状況でした。
それもあって、PGさんの実装チームとたびたびモブで話をさせてもらい、複数の言語を扱う難しさを存分に感じました。かなーり細かい話をして頭がこんがらがり、そんな時は「難しいですねー」と皆で苦笑しつつ、詳細を詰めていくのは楽しかったです。

世の中にはいろんな言語で暮らす人がいて、いろんなバックグランドがある。言語周り改善のバックログを書く際に、その地域の歴史についても興味が湧いて、調べたりしました。
言葉は文化で、プライドをも表すもの。
言葉は繊細で、難しい。そこが楽しいです。

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