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ソーシャルディスタンスなんてムリ!!

今週からバレンシア全域でフェーズ1に入り、街の人通りは確実に増えています。今まで閉まっていたお店も徐々にリオープンし、カフェなどのテラス席もオープンしたことにより、少し通常の生活に近づいた感じがしています。今日は日曜日だったからかテラス席もさらに活気づいている感じで、本来フェーズ1の段階では50%の定員におさめるべきなのですが、私が見かけたカフェに関しては50%どころか満席っぽい感じがしたのは気のせいでしょうか???

というわけで、一旦人が外に出始めると規制はあってもその通りにはいかないものだと痛感した次第。それは私が勤めているお店(アパレル)でももれなく当てはまっている感じです。

今週の金曜日に仕事復帰をし、出勤当初こそ若干興奮気味ではありましたが、すぐにいつもの仕事の雰囲気にも慣れ、同僚もみんな元気で変わりなく何よりといったところ。ただ、いつもの仕事モードにはなかなか戻らないというか、消毒やソーシャルディスタンス等の決まり事が多いので、仕事に集中しづらいのも事実。自分の生活に関しては最低限気をつけていれば良し、というスタンスをとっているものの、パブリックな場での立ち居振る舞いはそうもいかない。謎の消毒魔になってしまっている。。。というか、どこまでやればいいのかというのがまだ掴めていないといった方が正しいかもしれません。

マスク&手袋は会社から支給され、基本勤務中は同じ物を使い続けるのですが、今まで普段の生活に手袋着用を取り入れていなかったので、いくら消毒をしても「この手袋本当に着け続けたままで大丈夫なのかしら?」と若干納得がいかなかったりする。ソーシャルディスタンスも店の構造上取りづらい部分もあるし、お客さんの方が寄ってくるし(特に高齢のご婦人に顕著)、もうお手上げ状態。こちらがいくら気を使ったところで、お客さんはお構いなしに買い物をされているので、もうこれは諦めるしかないといったところ。私もそのうち慣れるだろうし、あまり気を使うのはやめようと思った次第。

今のところ、試着はNGとなっているので、その辺りは結構楽だったりするのですが、その分返品も多く、試着ができないということでお客さんの文句もあったりするのが面倒でもあります。ちなみに返品商品は48時間隔離の後に売り場に戻す方式をとっています。

それにしても、思ったよりお客さんが来ているので若干驚いています。もちろん入店制限をしてはいますが(今のところ、セキュリティ会社の人が入店口に常駐してくれていて、人数のカウントと消毒の案内をしてくれている)、制限人数の設定が思ったより多く(従業員込みで44人とのこと。多すぎないかい?)、20人ぐらいでも人の動きを考慮すると、とてもとてもソーシャルディスタンスの確保は難しい。とはいえ、お客さんは本当に全然お構いなしだし、試着なしでも結構買って行く。恐るべし、でもありがたいことです。

手袋もですが、マスクに関してもこんなに長時間つけ続けたのは生まれて初めてなので、苦しいとかはないものの、なんだか顔がふやけるんじゃないか?と思ったり、初めての経験がいっぱい。ある意味新鮮。面倒はあるけれど、このノーマルではない状況を楽しむのもアリかもしれない、と思ったりもしています。

* 冒頭の写真は、近所の道路がしれっと舗装された図。最近、謎の工事ラッシュとなっており、街のあちこちで工事(主に改修工事)がされていますが、景気がどん底の今、この予算の出所はどうなっているんだろう?謎です。。。

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