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マドリードもようやくフェーズ1&デモは続くよどこまでも。。。

昨日5月22日の会見で、フェーズ0に残留していたマドリード州全域とバルセロナ、カスティーリャ・イ・レオンの半分ほどの市町村が、来週5月25日からフェーズ1へ移行するとの発表がされました。また、既にフェーズ1になっていたエリアはほぼ全てフェーズ2に移行しますが、バレンシア州のみフェーズ2への移行は見合わせることになりました。感染状況が微増しているということを理由にあげていましたが、フェーズ1に移行してから1週間しか経たないエリアもあるため、ある意味足並みを揃えたのではないかと思われます。おかしな分断を生まないためにも賢明な選択だったと個人的には思っています。来週からの分布図はこのようになります↓

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(El Paísのニュースサイトより引用)

ちなみに、フェーズ1、2共に、当初発表された行動基準よりも緩和された内容に修正がされ(最大人数の数値や商業施設における規定など)、緩和のスピードが早まりつつある感じになっています。さらには、夏場に向けてまずは国内の観光の再開、7月からは安全が確認できるという条件で国外からの観光も受け入れる姿勢を見せています。本当に大丈夫かな?と思いはしますが、なんとなく希望が見える方向に進んでいるようです。

その一方で、相変わらず極右派による現政権への反対デモは続いており、今日はVOX(極右政党)主導の大規模なデモがマドリードをはじめ、スペインの各地で行われました(これまでの経緯はこちら↓)。

今日のデモはいずれも車中デモという形で道路をジャックするもので、マドリードではVOXの党首をはじめとする首脳議員がキャンペーンカーに乗り込んで先導(扇動?)している様子も報道されていました。デモに参加した人のインタビューで「私はファシストでもなんでもない、ただ政府に反対しているだけだ」と言っている人もいましたが、これらの政治家が主導するムーブメントに参加している時点で、十分彼らの手中に収まっているんだよ!と思ったり。。。

そして、このデモはバレンシアの街の中心地でももれなく行われていたようで、私が仕事に行く時間にはバッティングしなかったものの、職場に行く途中で大きいスペイン国旗を持っている人やVOX支持者のトレードマークとも言える深緑の地にスペイン国旗の刺繍が入ったマスクをしている人を見かけたので、げーーーーっと思いながら見て見ぬ振りをして通り過ぎていきました。。。

ここまで来ると、もう勝手にしてくれーー!と思ったりもしますが、これがただの一時的な騒動で終わることを祈るばかり。ただ、最近左派の政権側もさらに右派の反感を買うような微妙な動きをしているので、まだまだこのデモのムーブメントは続きそうな感じがします。

幸い私の周りは今のところ平和なので、とりあえず健康第一で日々過ごしていきたいと思う次第です。

* 冒頭の写真は、先日のAyuntamiento(市庁舎)近辺の光景。子供たちが遊んでいる平和な風景。

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