【2019年6月】AI革命の指揮者に=株主総会で孫ソフトバンクG社長

AI革命の指揮者に=株主総会で孫ソフトバンクG社長

先日ソフトバンクGの取締役に、松尾豊教授を起用した事でもわかるが、
AI、主にディープラーニングがAI技術のコアとなり、世界を変革していくという確信があるのだろう。 

現段階ではAIに対して社会が過剰に期待をしているにも関わらず、プロダクトとして発表されるものは、大半はたいした物ではなく、良いと言われるものでさえ世界を変えるほどのインパクトを持つものは多くない。そのため、過剰な期待が裏切られたと世論が判断したタイミングで一度AIバブルがはじけて、良いサービス以外はふるい落される事が予想される。その後、AIが真に世界を変革し始めるという見方が妥当だろう。
そこまで見越した上でAI革命の指揮者になると発言できるのは、それができるだけの資金力と先見性がなせる技だ。現にカーシェア事業では明瞭期に目をつけ大きな収穫を得ている。
最後に、現状のAIがどのような状態にあるのかをわかりやすく説明した松尾先生の発言を以下に引用する。
「18世紀の産業革命で動力が登場したことにより、1階から2階に上がるエレベーターができた。しかし当時は、1階から2階の移動であれば階段で上がったほうが早いと思われてしまい評価されなかった。それから数年経って高層ビルが立ち始めると、エレベーターは必須の技術になった。エレベーターは、1階から2階へ上がる技術ではなく、高層ビルの建設を可能にした技術。そして現在のディープラーニングはまだ1階から2階に上がるエレベーターのような状況。今後はディープラーニングを活用してこれまでになかった付加価値をどう生み出していくかが重要」(松尾氏)

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