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人間観察記録①

パスタ屋さんでのこと。

私には疑問がある。

なぜ人(特に女性)はパスタを食べるときにスプーンを使うのか。

スープに浸かったパスタでもないのに、利き手の反対にスプーンを持ってフォークで丸める補助役をさせる。

この日も目撃した。

私のテーブルの前に大学生くらいの5人グループがいた。
男性が1人と女性が4人だった。
女性たちはパスタが運ばれてきて、写真を撮って、フォークとスプーンを手に取った。

フォークでパスタを少しすくい、スプーンの先にフォークをセットする。
くるくると器用にまとめてから口に運ぶ。
美味しそうに食べる。

5人中4人がスプーンを使って食べた。

本当に、分からない。
スプーンを使うことの意味が、全く分からない。
私は『お皿を土台にしたらいいじゃない!』と思う。
お皿を土台にすればスプーンをわざわざ使わなくても奇麗にパスタをまとめられることは、実際に私が証明できてる。

パスタの本場、イタリアでパスタを食べるときにスプーンを使うのは主に幼児たちなので「フォークもまともに使えないちょっと恥ずかしい大人」と印象づくらしい。

逆に日本では幼児がフォークとスプーンを使い器用に食べる姿を見たことがない。だから、どっかのタイミングでスプーンの存在が登場しているはずだ。
なぜ使うのだろう?とても気になる。
スプーンがないと奇麗に食べることができないのだろうか?
それとも、スプーンを使うことの意味を知らずにそれが上品だと思っているのだろうか?

スプーンを使う人の為に、お店側はカトラリーセットにスプーンを入れる。
もちろん私のカトラリーセットにもスプーンがいた。

どういう理由であっても、誰がどういうふうに食べようとも、私には関係のないどうでもいい話。
だけど、少し気になって少し愛おしく感じた。

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