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モラハラと魔婆茄子

こんにちは


突然ですが私の父は最低です 

どうか聞いてほしい なぜ嫌うのか,なぜ最低なのか,そして冷静に見てやっぱり最低なのか,それともただの思い込み,みんなそんなもんなのか.



父はいわゆるモラハラおぼっちゃまなのです.私が幼い頃から母親や私に理不尽なことで怒鳴っていました.


例えば,夕飯に麻婆茄子が出てきたとき,実はそのナス,父が友人からもらったもので,その日仕事から帰ると母に無言でそのナスをつき渡しました.母は父がナスが苦手なのはわかっていたけれど,父がもらってきたものだし,使わないと怒られる,もしも嫌いなら食べなけりゃいいと思って作りました.

他にも母は料理をたくさん作っていました.唐揚げにお刺身,焼き魚があったのは確実です.


麻婆茄子が食卓に出てきた途端,私はわあ!美味しそう!!!と言いました.


その直後に


私を睨みつけ,無言でそれを台所に持っていき,全部捨てた.


え,ありえない,しかも麻婆茄子って作るの結構大変ですよね.



戻ると笑顔で,さ!食べるぞ!と言った.

さっきまでのギャップが強すぎて理解不能,私も母も

固まっていた,その時,,,


ガタン!!!!!!!!


勢いよく机を叩く音に怯えた.


俺が茄子嫌いなの知ってて作ったんだろ!!!!!!



怒鳴る声が真横でから聞こえる,脳内で響き渡る..

ただ怯える母と私..

顔色がサッと暗くなり,俯向き気味で,か細い声でごめんなさいという母.



母が作ったご馳走に箸が進まない.怖い.震える.怖い.

母も私も箸を持てない,


はあ!!!!飯食う気が失せる. 


テーブルから立ち去る大雑把な足音,怖くて見れない,そして大っ嫌いなあの音,

あの音が来る,来る,来る....




バタン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ドアを勢いよく閉める音,ビクッとする.肩が胸が縮こまったような感覚.


泣く母,母の近くによる私,頭を撫でる.背中をさする..


私も泣きたい,怖かった.


でも今わたしは泣いちゃダメな気がする.私も泣いたら誰が慰めるの.


でも怖かった,ほんとは泣きたい.でも,泣けない,いや泣かない.グッと下唇を噛んで堪えた.





これがあったのは5歳の時.今でも思い出せる.実際思い出しながら,今この文章を書いてる時手の震えが止まらない.関節が痛くなる.心臓のドクドクドクっていう音が聞こえる,頭が締め付けられるような.喉も苦しい...


あれは魔の麻婆茄子事件.麻婆茄子じゃない,魔婆茄子だ.


このときから私は気づいていた,私の父親はちょっとおかしいと..




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