吃音年長次男「ことばの教室」に通うことになったきっかけ
年長の次男が、今日から
「ことばの教室」に通うことになりました。
次男は2歳から吃音があったものの、
今まで特に「ことばの教室」には通っていませんでした。
年少さんの時、市の発達相談で相談した時も
まだ、様子見でOKでしょうとのことで
しばらく経過をみつつ今に至りました。
「言葉の教室」に通うことになったきっかけ
それが、今回、どうして
「ことばの教室」に通うことになったかというと、
年末にあった、「生活発表会」がきっかけでした。
次男の通う幼稚園では、毎年12月に劇の発表があります。
年長さんはセリフも多く、見せ場もたくさんあります。
この劇に関して、幼稚園の先生と相談していました。
✓セリフが本人の負担にならないか?
✓劇を楽しめるようにはどうすればいいか?
✓劇がイヤで話すのがイヤとならないか不安
そんな気持ちを先生にお話して、
こんな関わり方をしていってくださると言っていただきました。
✓本人にどの役がやりたいか聞く
✓どうしても言いづらそうなら、2人とか3人で一緒にセリフを言う
✓セリフ以外の本人の得意なことを見せる場面も作る
✓他のお友達にもからかわないように伝える
劇は「桃太郎」
次男は「キジ」に立候補しました。
キジはひとりでやる役で、セリフもそこそこあります。
でも、次男はやる!と決めて練習もがんばっていました。
セリフもすぐに覚えて、
幼稚園の練習では、吃音が出つつも
お友達はしっかり待ってくれているし、
本人も一生懸命やってるとのこと。
わたしはドキドキしながらも、
なんとか大丈夫そうだな、と思っていました。
劇を精一杯がんばった息子
そして、生活発表会当日
次男は朝から「緊張するよ~」
すごくドキドキしている様子
わたしは、
「楽しんでやればいいよ。間違っても大丈夫だから。」
と言って送り出しましたが、
思った以上に緊張しているようでした。
そして、本番
最初に、3人で順番に話す場面がありました。
一文だけ。
その最初のひと言「鬼」
「お」が言いづらいようで、
「おおお、おーーーーーーーーーーーーにが」
と連発と引きのばしが出ていました。
それからも、ところどころあるセリフの場面
次男は最初の一文字を言うのに
時間がかかりました。
でも、親のわたしから見ると、
「年少さん時から比べて、こんなに大きくなって、緊張もするだろうに、舞台の上でよくやってる。頑張ってる!セリフも覚えてるし一生懸命だし。かっこいいよ~!!」
と心の中で大絶賛してました。
そして、次男の得意な側転!!
キジが側転する場面もあって、
「おぉ~~!!」っとどよめきが起こるくらい
バッチリ決まりました。
次男の気持ち
そんな、親からみたら感動の発表会
お迎えに行って、次男に「よかったね」と言ったら、次男は言いました。
「全然、上手くできなかった…」
涙目
「上手くしゃべれなかった、どうしてしゃべれないの?なんで○○だけこんな変なしゃべり方になっちゃうの??」
それを聞いて、胸がギュッとつかまれたような、
なんとも言えない悲しい気持ちになりました。
わたしは、次男に吃音が出たとしても
それはこの子の特性で、隠すことでもないし、
どうしていけばいいか、その都度一緒に考えて行けばいいか
と、ある意味、かなり気楽に考えていました。
でも、本人はここまで成長してきて、
話し方について悩みはじめている。
ここで、もう一回、言語聴覚士の方に相談して
何かできることはないか、行動してみようと思いました。
まずは、本人の気持ちを聞いた
そこで、次男に、言葉の先生のところに行って
言葉の出し方とかやりやすい方法がないか
教えてもらいにいく??と聞きました。
すると、「うん」とうなづく次男。
「話し方なおるの??」
と聞く次男に
「治る」とは言えなかったけれど、(そもそも治すとかじゃないとわたしは思う)
少しでも楽に発声できる方法や、吃音との付き合い方のヒントになればいいと思い、通うことに決定しました。
これからのこと
4月から小学校に入学する次男
幼稚園のうちに10回「言葉の教室」があるので、まずそこに通います。
そして、わたしも吃音のことをもっと勉強して、次男にとって少しでもいい関わり方で出来たらと思ってます。
個人的には、
吃音を受け入れたうえで何ができるか??
本人のとらえ方とか、自分だけじゃないよと分かってもらうとか
つらい時はヘルプを出していいんだよとか...
でも、親に、周りにどうしてもらいたいのか
次男の本当の気持ち。
そこが全ては分かってないので、それを分かった気になって、本人の気持ちを無視した関わり方をしないように気をつけようと思います。
とにかく、今できることをやってみる。
吃音でも生きやすい社会になりますように!!
吃音への理解が深まりますように!!
長文、最後までお読みいただきありがとうございました。
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