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雑文 #154

前回の雑文で書いたように、昨年末の冬になった頃から調子が悪かったので、自分から進んで音楽を聴くということがしばらくなかったのだが、先日小山田壮平と折坂悠太のライブを観たからだろうな、久しぶりに自ら音楽を聴いている。

そうしたら、昨日の晴れた青空の下でのandymoriは真っ直ぐに心に突き刺さったし、今日の曇り空の下のくるりは私を大いに安心させてくれた。(曇り空の日曜日の朝に「サンデーモーニング」をかける私のウォークマンシャッフルは優秀である)
通勤時間が長くてずっとイヤホンで聴いていたのだけれど、土日の混んだ街並みもそんなにイヤじゃなかった。
昨日は帰り道、20時頃なのに池袋に寄って柴田聡子さんの新譜を買った。インストアライブの整理券の特典があるのでがっつき気味に。
今日なんか、地下鉄の駅から家への帰り道、雨の中鼻歌を歌っていたのだ!
そんなこと、ずっとしょっちゅうしていたけれど、去年の10月か11月頃からは一切そんな気分にはなれなかったのだ。

しかも…
最近接客をすることが多いのだが、もちろんこんな不調で、お客さんに高価な買い物をしてもらうことは難しい。
不機嫌なのに、無理して笑ってお客さんと調子を合わせていたら、ガタがきて、無理して笑うこともしなくなり、まったく売れない日も少なくなかった。
今日も、ほとんど売れなかったのだが、気づいたら、知らない柴犬をかわいいかわいいと言って撫でていた!
普段お客さんの連れている犬は、ほとんどお世辞でかわいいと言うことが多いのだけど、今日の柴犬はほんとにかわいかったのだ!(猫ならほぼ100%かわいがるんですけどね)
あれ?私無理せず笑ってるんじゃない⁈

…とか思っていたら帰りの電車、くるりの曲ばかり延々シャッフルで聴きながらちょっと混んだ車内に立っていて、気づくとベビーカーに生後半年くらいのかわいい赤ちゃんが目の前にいて、おばあちゃんと思しき人にあやされている。
すごく笑う赤ちゃんだ。
いないいないばあにあまりにもバカウケしているので、私も可笑しくなってしまった。
おばあちゃん、いないいないばあ延々リピートさせられている。
やめるとぐずり出す。
私が見ていることに、おばあちゃんは背後からどう気づいたのかわからないけれど、たぶん私が声を出して笑っていたのだろう(イヤホンしてたから自分の声に鈍感になっていた)。突然振り向いて私に満面の笑み。
私も笑った。無理せずに、だ。
すると赤ちゃんも私に気づいて、目が合ったことをきっかけに、今度は私が赤ちゃんをあやす流れになった。
山手線の大塚で赤ちゃんご一行が降りるまで、15分くらい私は知らない赤ちゃんの相手をしていた。

もしかしたら、私の低いテンションは底をついたのだろうか?
そうだといいな。心からそうだといいと思う。

でも、これから何の落とし穴があるか油断できないから注意しないと。

春が来るのはやっぱりうれしい。

#日記 #散文 #雑文 #音楽 #春 #くるり

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