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読書日記:すーちゃん 自分らしさを肯定する方法

 母の日にプレゼントした益田ミリのすーちゃん。

 すーちゃんシリーズの一作目を知ってはいたが読んだことはなかったので、母が読み終わった今、私も読んでみることにしました。

 久しぶりに読んだコミックエッセイはあっという間に読み終えて。
 同世代ということもあり、すーちゃんの持っている人生観に共感しました。

 今の自分じゃダメだ。
 もっと自分を良くしたいと思いながらも、良くするとはどういうことなのか。
 今よりいい人になることなのか?
 いい人になれば幸せになれるのか?
 幸せを目指して生きることが正しいことなのか?
 幸せってそもそも目指すものなの?
 目指すってことはゴールもあるの?

 そんな自問自答しちゃうような心の葛藤。
 私ってこんなんだけどこのままで大丈夫なのかな?という不安を普段感じている私にはとても入りやすい内容でした。

 すーちゃんを読むと私だけが感じていた不安を、誰かと共有できたかのような気分になります。こんな自分でも肯定しちゃっていいのかも、読み終えた時にはそう思えたものです。

 シリーズ全体面白い良作。




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