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さよならだけが人生だったとしても… JUJUの歌う「手紙」に泣いた~11回目の月命日によせて


JUJU(愛をこめての敬称略)が、男性アーティストのカバーアルバム「俺のRequest」をリリースした時、すぐ購入し、JUJU苑をすると聞いた時、チケットについて調べた。
「絶対に行きたい!」と思って頑張ったら、ありがたくチケットがとれた。

私にとっては久しぶりの生ライブだったので、楽しみで待ち遠しかった。
色々感じた素晴らしいライブだったので、この話は別に記録したいと思う。


トレードマークの帽子を被ったJUJUが登場し、何曲がしっとりと歌った後、
JUJUが所属するSONYでは、レーベル仲間の新曲がでると自動的に配信されてくる。そんな話から、

この曲を聞いた時、どうしても歌いたいと思って。
大人になると、予期していない思いがけない色んなことが起こったりして、
会えなくなる人もいる。
もう2度と会えなくても、渡すことができないとわかっていても、出さないとしても、その人への思いを心の中でずっと綴り続けていくことも、とても素敵なことだと思う。


語彙や表現は少し違っているかもしれない。
でも忘れたくない話だったから、終わったあとに、一緒にいった友人とおぼつかない記憶をくっつけて必死にメモをした。
こんな話をして歌ってくれたのは、フジファブリックの「手紙」。
JUJUは今回この曲もカバーしていて、アルバムを聞きだしてから、わたしはこの曲がとても好きになった。

「手紙」

元気でやってますか 笑えてますか
思えば遠く ふるさとの人たち
変わらない街はもう 日焼けする頃
太陽みたいな 君にまた会えます

通り雨 ふざけあう帰り道 今でも覚えていますか

さよならさえも言えずに時は過ぎるけど
夢と紡いだ音は忘れはしないよ
もう何年も切れたままになった弦を
張り替えたら君ともまた歌えそうな夕暮れ
上手くいかない時は 君ならどうする
弱いぼくらは 一体どうする
百万回も生きた 猫のように
大切な人と 寄り添ってたいのさ

さよならだけが人生だったとしても
部屋の匂いのようにいつか慣れていく
変わってくことは誰の仕業でもないから
変わらない街でもずっと笑っていてほしい
何もかもがある街に住んで 一体何をなくしたんだろう
何もない部屋でひとりきり 情けない僕は涙こぼしてた

さよならだけが人生だったとしても・・・

きらめく夏の空に君を探しては
ただ話したいことが溢れ出て来ます
離れた街でも大事な友を見つけたよ
じゃれながら笑いながらも同じ夢追いかけて
旅路はこれからもずっと続きそうな夕暮れ


「さよなら」は生きている以上、避けて通れない。
その上、そんな出来事が続いたとしても、日々を送るうちに、「さよなら」したことに慣れて、それを受け入れて、生きていかなければならない。
最初は落ち着かなかった部屋の匂いのように、慣れていくもの。

最初に聞いたとき、ここでの「変わらない街」って、その人の故郷、その人が思う世界、日常、生活と思っていたけど、ある時、これは「空の世界」を指してるんだと、気がついた。
(オリジナル曲について調べていたら、見解は正しいと知った)

私たちの周りにはいろんな物や情報が溢れていて、無くしたり、忘れたりしても、それさえ、わからなくなってしまう世の中だけど。
でも君は、幸せで穏やかな街で、変わらない笑顔でいてくれたら・・・
まだまだ旅路は続くのだから・・・

JUJUの歌声を聞いてたら、やっぱり重ねてしまい、思いがこみあげてきて、たまらなく胸いっぱいになった。


きぃら~めく夏の~ 空に君をさがしては~
まだ話したいことが あぁふれでてきます~

JUJUが空に届きそうなほど、伸びやかな声で歌った。
この声が伸びやかだけど、すごく切なくて・・・気が付いたら泣いていた。

もう夏はすぐそこ。みんな、空を仰ぎ、夏の空に君の姿を探すね。



あの日から、わたし達の心に、日常に、春馬くんが存在することには慣れたけど、わたし達はあなたの不在にはまだ慣れていない。
不安定だけど、でも確実に少しずつ進んでいると思う。

そう思って、この想いがきっときっと届くと信じて、JUJUの言うように、渡せない手紙、届かない手紙だとしても、こうやって綴り続けよう。

そしてJUJU姉のあの伸びやかだけど切ない歌が、春馬くんに届くと信じて。

11回目の月命日によせて。


Amazon musicやSportifyで聞けるので、是非フルコーラスきいて下さい。




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