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流れ星ってなんなんだよ!

やあ(」・ω・) 「もももの宇宙と物理学」です!
さてさて、今日のお題は「流れ星」についてでございます

皆様は流れ星を見たことありますか⁇ 

「俺はない!」かなし…

1. オリオン座流星群 襲来

流れ星について説明する前にちょっとお知らせ。

今週、10月21日夜から10月22日にかけてオリオン座流星群が見れます!

ちなみに、極大は10月22日午前3時です(起きれるかわからんけど)。


極大とは

極大とは、流星群が最も活発に活動すること、またはその時期のことを言います。

まあ、簡単に言ってしまえば流星群がめっちゃ見れる時間帯ってことですね。

今回のオリオン座流星群だと10月22日の午前3時に見えやすさのピークが来ます。
頑張って起きます…

2. 流れ星(流星)の正体

それでは流星群、もっと言うと流星(流れ星)の正体ってなんでしょうか?

結論から申し上げますと…
「流れ星は星ではないっ!」

「いや、どういうことや」
と聞こえてきそうなので説明しましょう。

流れ星の正体、それは「流星物質」と呼ばれる宇宙空間を漂ってる小さなチリです。

もう一度言います。あの昔から願い事をすれば叶うと言われてきた流れ星の正体は、宇宙空間に漂っているホコリです。

そう、皆さんはホコリに向ってお願い事してたんですね!(願い事叶わなさそうだよね笑)

3. なぜ光るのか

それではただのチリがなぜ光るのでしょうか。

「空気との摩擦」

おそらく皆さんの大半がこう答えるのではないでしょうか?

ぬあああ! 残念! 実は摩擦自体により光ってるわけではありません!

答えは、「プラズマ」でございます!

プラズマとは

ちょいと難しいかもしれんですね。 

原子は原子核とその周りを回る電子によって構成されているというのは聞いたことある人もいるかも知れません。

気体の温度が上昇するとその気体の原子(または分子)が高エネルギー状態になります。

このような状態の原子では電離と呼ばれる、原子核と電子がバラバラになる(電子が離れる)現象が起きます。

この電離によって生じた粒子を含む気体のことをプラズマと呼びます。

流星物質が光る仕組み

流星物質(チリ)が光る仕組みは以下の順番で起こります。

①チリ(流星物質)が地球の引力によって引き寄せられて、高速で接近

②チリが大気圏に突入し、大気中の原子(または分子)と衝突

③衝突の際に周囲に高温のガスが生成される

④そこで原子や分子が高エネルギー状態となりプラズマになる。

チリごときが光って見える

ってな感じでただのチリが光って綺麗に見えるんですね〜

4.参考文献

[1]オリオン座流星群の基本情報・観測条件 流星電波観測国際プロジェクト 2022/10/20 https://www.amro-net.jp/meteor-info/10_orionids_j.html#intro

[2]眠れなくなるほど宇宙が面白くなる本 縣 秀彦 宝島社 2017年 p.70


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