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僕をつくっている言葉たち


僕は言葉に支えられているし、言葉によってできている。

僕の人格の25%程度は言葉でできている。

25%というと少ないように思われるかもしれない。だけど、「人格を形成する要素に言葉は入りません」という人も多いと思う。そういう、誰かにとってはなくてもいい要素が、僕にとってはなくてはならない要素として25%も存在しているのだ。


今回はそんな、僕を形成する言葉たちを10個紹介してみる。
言葉にあまり興味がない人には言葉の魅力を少しでも感じてもらえたら嬉しい。言葉が好きだという人には共感したり、しなかったりして欲しい。

ちなみに、⑩に近づくにつれて僕の人生のモットーのようなものになっている。


①「やりたいことを思いっきりやるためには、やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ」
『ちはやふる』の机くんのセリフ。
僕はやりたくないことに向き合うのが凄く苦手なので耳が痛くなる。
だけど、この言葉が背中を押してくれることがよくある。


②「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ」

朝井リョウ『武道館』より。
正しい選択をすることにとらわれるよりも、「自分のした選択は正しかったんだ」と思えるように生きていこうと思わせてくれる。


③「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」
HUNTER×HUNTERのゴンのセリフ。(もともとはミトさんのセリフ)
“怒り”とはその人の譲れない何か。
他人に対して「こんなことで怒るなよ」と思ってしまったときに、立ち止まって考えさせてくれる。その人にはその人の背景、性格があることを忘れてはいけない。


④「演じているうちに本当になる気がするよ」
『僕だけがいない街』の雛月のセリフ。
僕は「優しくなりたい」ので意識的に優しい行動をする。そのため、純粋に優しい人のそれとは少し異なる。それが少しコンプレックスなのだけれど、この言葉は「それでも良いのか。」と思わせてくれる。


⑤「過信せず、卑下もしない。」
受験期にお世話になった先生の言葉。
自分の能力を把握して淡々と努力していくことが重要だと、受験を通して強く実感した。


⑥「プライドや劣等感は口に出してはいけない。プライドは口に出した途端にただの自慢になり、劣等感は口に出した途端にただの妬みになる。」
これも受験期にお世話になった先生の言葉。
最後の授業で伝えてくれた。
プライドや劣等感は内に秘めておけば自分を高めることに繋がるけれど、口に出すと途端にみっともないものになる。


⑦「頑張って「普通」で いるくらいならやりたいことやって「変」でいいよ。」
『ワンダンス』のカボくんのセリフ。一目を気にしすぎてしまう自分にとっては、凄く勇気をもらえる言葉。
最近、この言葉のおかげでできた行動がいくつかある。


⑧「境遇が人間をつくるのではない。人間が境遇をつくるのだ。」
イギリスの元首相、ベンジャミン・ディズレーリの言葉らしい。ユダヤ人の首相ということで様々な困難があったらしく、説得力がある。
これは「環境に文句を言わない」「置かれた場所で咲きなさい」「配られたカードで勝負するしかないのさ」などと近い言葉だとも思う。
だけど、これらよりも力強さがある。境遇、環境それ自体を自分で作れるのだと思わせてくれるからだ。
ただ、自分を鼓舞するには良いけど、一般化してはいけない危険な言葉だと思う。世の中にはどうしようもない環境や境遇がたくさんある。「自己責任」は嫌いな言葉だ。

これと関連して「自分がその班を楽しくしろ」という言葉。
これは小学生の頃の担任が、席替えの度に言っていた言葉で、席替えの度に「この班つまんねー、楽しくねー」と言う人に対する警告だった。「楽しくないなら自分で楽しくしろ、お前もその環境の一部なんだぞ」というメッセージだったのだと思う。
自分がチームの一員として活動するときにこの言葉が思い出される。チームに対する不満だけを嘆いていては子どもだなと。自分はチームの一員としてチームに対してどのような影響を与えているのか、と自分に問い直してくれる言葉。


⑨「人生の主語は自分」
言葉というよりは人生哲学に近い。僕は自分がする行動全てを「自分のため」であるとしている。「誰々のため」とか、絶対言わない。「誰々のため」だとしても、突き詰めて考えればそれは、自分がしたいからする「自分のため」の行動だから。
この考えの何が良いって、見返りを求めることがなくなって、「〜してあげたのに」という押し付けの発想がなくなる。自分の善意が相手の不満に繋がってしまったときには自分が反省すれば良いのだ。


⑩「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め。」
前半部分は見返りを求めないということ。
後半が、難しい。自分の課題。
この言葉を自分の軸にできたら素敵だな〜って。



以上、今の僕を構成している言葉たち。
共感したり、しなかったりしてくれたら嬉しい。

あなたの大切にしている言葉はなんですか。



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